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[コメント] 毛皮のヴィーナス(2013/仏)

アートな茶番
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







説明できないんですけどね、メッチャ面白かったんですよ。2014年公開洋画で俺のナンバー1。

“紙一重”のお話しだと思うんです。

SとMも紙一重。芸術とエロも紙一重。女神と悪魔も紙一重。なんなら女性を敬うのと女性蔑視だってある意味同じ。 それを舞台上の台詞と生の声との紙一重として、ドラマとコメディ(字幕では「茶番」)の紙一重で描いた映画。

多くのポランスキー映画の主人公は、自分がいるべきでない場所=異世界に放り込まれてジタバタするんです。ポランスキー異邦人の視点と呼ぶ人もいます。 で、ついに80歳になって、物理的な面から精神的な“異世界”を彷徨うようになったとも考えられるのです。

(15.01.04 Bunkamuraル・シネマにて鑑賞)

(評価:★5)

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