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[コメント] 龍三と七人の子分たち(2015/日)

コントとコメディと喜劇は何が違うのだろう?
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







この映画の感想はコント。たしかに笑いだけを追求する映画があってもいいんですよ。マルクス兄弟みたいに。だけどコメディ映画じゃなかった。コント。何が違うんだろう?

もしかすると、“それ以上”が無いのが原因かもしれない。 いや、人情喜劇みたいに「笑って泣いて」である必要もないし、「まだまだ老人は元気だ」みたいなお約束も要らないんです。でも、“それ以上”の何かがないと映画として面白くない。

笑いは緊張と緩和だって言うけど、この映画は“締り”がないんだと思うのです。ずーっとケツの穴が緩みっぱなしで屁を垂れ流してるような映画。 例えばグッとくる瞬間とか、「バカやってるけど、こいつらいい奴!」と思える瞬間とか、観客の気持ちが動く瞬間が無かったように思うのです。逆にもっと大胆にハジケちゃうとか。ま、何が正解か分からないけど、

だいたい、この内容で111分は長くない?90分くらいで収めていい内容だと思う。

(15.05.24 新宿ピカデリーにて鑑賞)

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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