コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015/米)

知りすぎていた男』の「トゥーランドット」。あのね、この映画、面白いよ。超面白い。
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







割と早い段階で、「トゥーランドット」をやってるらしいオペラ劇場で要人暗殺シーンがあります。ご丁寧に音符にマークまでして、言うまでもなくヒッチコック先生の『知りすぎていた男』ですね。

ご承知の通り『知りすぎていた男』の最初の舞台はモロッコです。やがて事件の真相を追ってロンドンに渡ります。この映画も同じ行程を歩むんですね。

知りすぎていた男』は何を知りすぎたかと言うと、潜入スパイの存在を知ってしまうのです。この映画も潜入スパイ物。

知りすぎていた男』で印象的なシーンの一つに、飛んで来たナイフが背中に突き刺さるシーンがありますが、この映画では格闘の末、胸にナイフを突き刺すのです。

知りすぎていた男』の重要なキーワードに“誘拐”があります。この映画も英首相を拉致しようとするのです。

そして何と言っても「ケ・セ・ラ・セラ」。別れた息子を歌で探しますが、この映画は、オシャレですね、口紅(唇)で探すんですよ。

一方、ストーリー自体は「トゥーランドット」。 私も詳しくはないんですが、頭のオカシイ(?)謎めいた女王様が何だかわからない謎かけを出して、主人公の男は命懸けで謎を解くというような話です、だいたい。たぶん。ほら、同じ話でしょ?

この映画、面倒くさいこと考えずとも素直に面白いし、通好みのくすぐりも面白い。結果、超面白い。

(15.08.11 吉祥寺オデヲンにて鑑賞)

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (4 人)YO--CHAN ゑぎ[*] ロープブレーク[*] ALOHA

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。