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[コメント] 僕とカミンスキーの旅(2015/独=ベルギー)

そういや日本のダルマ文化って達磨大師由来だと思うんだけど、どうしてこうなったのかね?
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







この映画にダルマは出てきません。達磨大師は出てきます。

劇中語られる達磨大師のエピソード。 達磨大師とロードムービーよろしく長いことくっついて歩いていた青年が、「それを捨てろ」と達磨大師に言われ、悟りを開くというエピソード。 そのまんま、この『僕とカミンスキーの旅』なのです。

もっとも、こんなゲス野郎はその程度じゃ悟ったりしないと思うんですけどね。まあ、そこは“フィクション”ですから。

ただこの映画、話もキャラ造形も誇張された“フィクション”で、いやまあそれはそれでいいんですが、結局ありがちな「ただのいい話」に落ち着いてしまう。「ただのいい話」っていい方もナンですが、同じ監督の『グッバイ、レーニン!』も「常識人が頭で考えた破綻」と、それ故の「こじんまり感」だった記憶があるので、まあ、だいたいそういう監督なのでしょう。

終わってみれば、「あー、はいはい、分かりましたよ」って感想しか出てこない。

(17.04.30 恵比寿ガーデンシネマにて鑑賞)

(評価:★3)

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