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[コメント] 帝一の國(2017/日)

昭和の実話だと言っても、平成の子は信じてくれないんでしょうなぁ。野村周平は青大将。
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







いやぁ、面白かった。 若い子で満席の劇場が映画が終わった瞬間「面白かったぁ」って空気に包まれた。そんな映画は久しぶり。

荒唐無稽な話に思えるけど、昭和の時代は実際にあったんですよ、こんな様なこと。 さすがに生徒会ではないけれど、日本の総理大臣(正確には自民党総裁)の座を争う際はだいたいこんなもんでしたよ。派閥争いとか言ってね、戦争に例えられたり「◯◯の乱」とか呼ばれたり。実弾(お金)飛ぶのなんか日常茶飯事。死人が出るのだって珍しくはない。竹下登あたりだったら田中角栄の靴くらい舐めたろうよ。 そう考えると、日本の政治は“政策”じゃなくて“政局”で動いてきたんだと思う。

で、この“政局”の攻防ってのが、滅法面白いんです。もうね、『金環蝕』とか大好き。その面白さを“ネタ”にしたのが、この『帝一の國』だと思うのです。 舞台を学校に置き換え、カリカチュア化して“生臭さ”を抜く。いかにも平成の映画ではありますが、それはそれでアリだと思うんです。生臭さ、泥臭さだけが昭和の面白さじゃない。現代風にアレンジするのもアリだと思うんですよね。

実際この映画は、菅田“あんた出過ぎ”将暉自身の生徒会長選よりも、“参謀”の2年時に多く時間を割いている。この手の“攻防”は、神輿に乗った主役よりも参謀の方が面白いんですよ。黒田官兵衛とか山本勘助とか。

もっとも、この映画がウケてる理由はそこじゃなく、「イケメンパラダイス」的なことなんでしょうけど。

(17.05.27 池袋HUMAXシネマズにて鑑賞)

(評価:★4)

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