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[コメント] 美人が婚活してみたら(2018/日)

勝手にふるえてろ』と真逆の視点で描かれた「あるある」話
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







宮崎あおい、堀北真希、夏帆を輩出した名門「ケータイ刑事」三代目・黒川芽以もアラサーですか。そうですか。個人的には好みのお年頃です。 『勝手にふるえてろ』の大九明子監督ということで映画館に足を運びました。あの「映画的な熱量」が好きだったんです。

前作『勝手にふるえてろ』は、スクールカーストで言えばほぼ“底辺”の女子の物語でしたが、本作は真逆なんです。ほぼ“頂点”側の女子。

その結果かどうか分かりませんけどね。 前作は「ないない」なんだけど「分かる分かる」映画だったんです。 ところが本作は「あるある」で「ありきたり」な話なんですよ。 黒川芽以を巡る物語も臼田あさ美を巡る物語も、展開も決着も全てあきりたり。

ありきたりなもんだから、「で?」「だから?」って感想になってしまう。 「美人が男に困ってる話」が鼻持ちならないから「で?」「だから?」ってわけじゃないんです。

部屋着と後ろ姿と足元で女性を描く大九明子のスタイルは映画的で魅力的なんですけどね。

(19.03.24 ヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞)

(評価:★3)

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