[コメント] あなたの名前を呼べたなら(2018/インド=仏)
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いきなりネタバレを書きますけど、「Sirと呼ばないで」なんですよ。 いやまあ『君の名前で僕を呼んで』は関係ないんですけど。あー、でも個人的には、最近LGBT映画に食傷気味だったもんで、素直に男女間のメロドラマが観たかった、というのはあります。
そう考えると、『千と千尋の神隠し』を持ち出すまでもなく、“名前”の持つ意味合いは重要なんですな。相合い傘とか、小中学生が好きな子の名前をこっそり書くのと同じ。
女性監督らしい繊細さもあり、いい映画です。 てゆーかさあ、インドのことって知らないじゃない?俺だけ? 舞台はムンバイです。昔はボンベイと呼ばれてた都市。インド最大の都市だそうですよ。ちなみにインドの首都はデリーで事実上の首都はニューデリーなんだってさ。 インド最大の、おそらく国内で最も先進的な地域でも身分差が根深く残っている。都市圏から離れた村ではなおさら。 こうした知らない文化を知るのは楽しい。 いやもちろん、皮膚感覚で分からないというデメリットもあるんだけどね。
ただ、こうした身分社会が、社会派としての告発なのかメロドラマの設定だけなのか、この監督の意図がイマイチ分からないんですよね。
ああ、あと、私はあまりインド映画は観ていないのですが、『モンスーン・ウェディング』とか『女神は二度微笑む』とかプリヤンカー・チョープラーとか、“ザ・インド美女”が好きなんすよ。京マチ子も小池栄子もインド美女風じゃないですか。 でもこの映画の主演女優さんはなあ、使用人臭い顔なんだよなあ。(<使用人臭い顔て)
(19.08.12 渋谷Bunkamuraル・シネマにて鑑賞)
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