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[コメント] 鬼龍院花子の生涯(1981/日)

札幌の時計台みたいなガッカリ映画(<個人の感想です。効果には個人差があります)
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







このコメントを書いているのが2014年で、公開後30年以上経つ今日まできちんと全部通して観たことなかった。だって五社英雄嫌いなんだもん。 実は昔から思っていて、この映画を観ても思ったんだけど、トンデモないこと言うよ。五社英雄ってアクションシーン下手じゃない?

夭逝した夏目雅子の代表作として余りにも有名な作品で、今となっては「鬼龍院花子=夏目雅子・・・ではない」ということも有名なんだけど、俺にはもっと衝撃なことがあったよ。 これまた有名な「なめたらあかんぜよ!」って台詞、あれ、素人さん相手に威嚇してるだけのショボイシーンだったのね。ものすごくガッカリ。 実はあの台詞、夏目雅子のアドリブだったらしく、今ではそれも美談のように言われるけど、俺、あの台詞失敗だと思うんだ。 「鬼政の娘じゃき」という台詞だけで、その凄みでゾクゾクっとして相手が黙ってしまう。それが本来あるべき姿で、「なめたらあかんぜよ!」って付けたらただの説明台詞になっちゃう。それに素人さん相手に怒鳴っちゃいけないぜよ。

ただ、まあ、全体としては飽きずに、面白く観られたんですよ。 話が面白かったからなんだけど、読んでないけど、宮尾登美子の原作のおかげなのか?いや、たぶん、原作は全然違うと思うんだ。 だってこれ、高田宏治フォーマットの話だもん。

(14.11.05 CSにて鑑賞)

(評価:★3)

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