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[コメント] 人間の條件 第3部望郷篇・第4部戦雲篇(1959/日)

宮島義勇、渾身のカメラ
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







当時、中国と国交は正常化してなかったから(日中国交正常化なんて俺が生まれてから。ついこないだのことだよ)、中国ロケが行えず、戦闘シーンは北海道で行ったそうだ(1,2部で中国人を日本人が演じていたのも同じ事情かもしれない)。

「冷酷なキャメラマン(仲代達矢談)」宮島義勇のね、撮影が凄いんだよ。 「西の宮川、東の宮島」と呼ばれた人だからね。構図とかビシーッと決まってんの。この人のカメラはクリアで“冷徹”なの。

おまけに戦闘シーンでカメラ移動が多くてさ。 CGはもちろんステディカムだって無い時代だからね。 長ーいレール引いてんだよ、たぶん。 穴掘って(当時の)でっかいカメラを埋めて、その上を戦車がガーッて走るとかね。 凄い撮影ですよ。 沼地のシーンとか大変だったと思うよ。

と、まあ、今回は撮影のことばかり。

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(評価:★4)

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