[コメント] モスラ対ゴジラ(1964/日)
漁村のミニチュアの見事さよ!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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あ、ごめん。俺、ミニチュア好きなんだよね、たぶん。怪獣の造形とかよりそっちに感動しちゃうの、いつも。 城とかタワーとかいったランドマーク的なものではなく、当時の日本に必ずあった貧しい漁村の風景を作り込む所に、親近感というか血の通った描写を感じる。
血の通ったと言えば、殴って血が出るシーンがありますよね。 皆さんのレビューを読むまで最初の子供向けゴジラだったことを知らずに観ていたのですが(なるほどゴジラがやたら表現豊かなわけだ)、今、こんな血出したら、子供向けどころかR-12指定ですよ。だいたい、血ぃ流さなくたっていいシーンですしね。 でもこれ、やっぱり子供向けに「血を流している」んだと思うんです。
「殴ったら痛いんだぞ」「切られりゃ痛えぞ」
そういうことをきちんと描こうとしているのではないか、と思うのです。いや、切ってませんけどね。
つまり、子供向けって「子供ウケ」よりも「作り手の良心」が肝心だと思うのです。この当時が、なのか、本多猪四郎が、なのか分かりませんが、そういう「作り手の良心」が表現出来た時代なのだと思うのですよ。
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