全部おめーが悪りぃんじゃねーかよ。

それよりなにより、光がどうの音がどうの霧がどうのあのゴチャゴチャした状況設定はどうにかならんか。恐れ多くもヒッチ先生はそんなしちめんどくさい設定は組まなかったぞ（だから巻き込まれ型が多かったのさ）。

だから「キャー光が！」「キャー音が！」「キャー道に迷った」って騒いだって「だってあんたが設定したんじゃん」てなもんで、何の感情移入も出来ない。感情移入できないから恐くない。

いっそ「宇宙船ですッ」「南極ですッ」て端的に割り切った設定の方が清々しい。

しかしそんな設定にはできないよなぁ。だって、全部オチに向けた「理に落ちた」「理屈っぽい」設定だから。

そんなこんなで、「これが母親の愛だ」みたいになっても「全部おめーのせいだろうが。何を今更」って思っちゃった。あ、俺、キッドマン嫌いみたい。

２９歳の監督アレハンドロ・ホドロフスキーだっけ？（＜撃てっ！）今後、どういう話を作れるのか楽しみではある。

ところで、みんなが例の映画と言っているのは『雨月物語』のことか？（＜また撃てっ！）