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[コメント] ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001/米)

およそアーティストというものは己の魂をすり減らしながら作品を生み出すものなのだ。
ペペロンチーノ

久世光彦(だったと思う)が、脚本家に求める資質について問われた際、「どれだけ恥ずかしい人生を送ってきたか」と答えていたと記憶している。

音楽だけではない、絵画も写真も小説も詩もそして映画も、あらゆるアーティストと呼ばれる表現者は、全人生をかけて自分の中に培ってきたあらゆるものを「切り売り」しているのである。

「私はあなたを想う」という詩があったとする。受け手には単なる一般論でしかなくとも、作り手にはその言葉の向こうに具体的な「誰か」がいるのである。いや、いなければならない。そうでなければ何も伝わらない。

魂をすり減らした分、作品に魂が乗り移る。だから受け手は作品から「作者の人生」を感じるのだ。もちろんそこには受け手の好みやフィーリングもあるが、「魂の叫び」を感じる瞬間は必ずある。 まるで写真の様に正確に写実された絵画より、荒々しくたって作者の想いがぶつけられた絵の方が感動を呼ぶ。

そういった意味でこの映画は正しい話だと思う。

だから私は器用な小手先のテクニックで作った映画よりも魂の叫びが聞こえるような映画を評価したい(<森田芳光好きが言うな)。

コメンテーターごときをアーティストなどと偉そうに言う気はさらさら無いが、制作者が魂をすり減らして作った映画に対し、こちらも一表現者として全身全霊を上げて迎え撃たねばならない。そうだ!本気汁のしたたるコメント((c)母さま)を書くのだ!俺は本気でコメントを書いているか?小手先で書いていまいか?輝ける魂は何処へ消えた?たまらず俺も歌うぜ!

♪俺のキ●タマを返せ〜♪ (そんな歌じゃなかったはずだな・・・)(<それが小手先だってーの)

(評価:★4)

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