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ペペロンチーノさんのお気に入りコメント(1/135)

台北ストーリー(1985/台湾)★4 これも抜群に面白い!『恐怖分子』や『クーリンチェ少年殺人事件』と比べれば、先鋭度が低いというか、淡々としているように感じられるのだが、冒頭からラストまで、本当に必要十分なカットしかないのではないか、という気がしてくる。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
妖怪ハンター ヒルコ(1991/日)★3 諸星っぽさと、塚本っぽさと、ジュリーの金田一耕助っぽさ(?)が、作品中で全然溶け合ってない。ストーリー展開にやたらとスピード感があって、人物も物語も全然消化できてない。そこが妙に魅力的。 [review] (はしぼそがらす)[投票(2)]
獣は月夜に夢を見る(2014/デンマーク=仏)★3 ジャンルムービーとして新しい見どころは取り立てて無いのだが北欧の漁村の寒々しい風情が良い。特に地場の水産加工場を主舞台とした点で虚構は生臭いリアリズムを足掛かりに土着的なフォークロワへと近似する。主演女優の薄幸な雰囲気も世界に親和している。 (けにろん)[投票(1)]
友だちのパパが好き(2015/日)★5 愛は地球を救わない。ホンモノの愛は惰性を攪乱し、薄ぼけた世界を破壊する。愛とはエゴ。理屈のない意志だ。取扱い危険なのだ。愛人と妻と娘の顛末をみるがいい。薄っぺらな愛がはがされた痕には、不愉快そうな、あるいは表情を失った能面のような顔が現れる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
神様メール(2015/ベルギー=仏=ルクセンブルク)★2 いろいろ納得いかず、笑えず。ブリュッセルって広島市くらいの都市だ。この狭さがそのままキリスト教の了見の狭さに繋がっていて、居心地が悪い。いじりかたが半端なんだ。JCVDよりJCいじれよツッコめよ、と思う。 (ペンクロフ)[投票(1)]
恐怖分子(1989/台湾=香港)★5 圧倒的な力を持った傑作だ。画面の強度が飛び抜けている。例えばモーテルで女が男を刺すシーンの画面外からの唐突な運動の衝撃。同じような演出で言えばオフィスで男が女に詰め寄るシーンもそう。それでいて小道具の使い方の周到さも心憎い。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
お嬢さん(2016/韓国)★4 日本へのおもねりが凝縮した醜悪美に彩られた奇妙な館。エセ日本人の財産を狙うニセ日本人。交わされる怪しげな日本語による偽りの恋愛劇と、朝鮮語による真の愛憎劇。そんな「偽もの」の坩堝からの飛翔は、思いの純度が高いぶん鮮やかさを増し先行きの不安を払拭する。 [review] (ぽんしゅう)[投票(6)]
家族の肖像(1974/仏=伊)★4 いきなりやって来て、窓をこじ開ける。壁をブチ壊す。部屋を塗り替える。時代とは確かにそんなもので、受け入れるにしても拒絶するにしても、かなりの覚悟と忍耐力、エネルギーを必要とする。ヴィスコンティらしい平易で普遍的な物語。一幕ものの傑作。登場人物の関係を「映画史」に擬えて見るのも面白い。 (町田)[投票(2)]
ケンタとジュンとカヨちゃんの国(2010/日)★3 やりたかったのは『俺たちに明日はない』か『真夜中のカーボーイ』か、はたまた『モーターサイクル・ダイアリーズ』か。 [review] (緑雨)[投票(1)]
たかが世界の終わり(2016/カナダ=仏)★3 わずかな変化も見逃すまいと、表情に近接したショットを畳み掛け、緊張が沸点に達する寸前に、突如、堰を切ったように吹き出す歌曲が、軽快なのに息苦しくも哀切で、交わらぬ者たちに代わって感情を吐き出しながら、動かぬ物語を「終わり」に向けて動かしていく。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
この世界の片隅に(2016/日)★4 やっぱり、本作において最も重要な色彩は白色なんだろうな、と、つらつら思いました。思いつくまま、白い色をあげてみます。白いタンポポ。タンポポの綿毛。白鷺。白鷺の羽。波間の白うさぎ。白粉、白粉をふった、すずの顔。雲。アイスクリーム。包帯。砂糖。白米。 [review] (ゑぎ)[投票(11)]
溺れるナイフ(2016/日)★4 泳ぐ彼に彼女が出会うリアクションショット無き常識破りモンタージュの粗削り感。神話世界を絡ませ強引に独走するが急速に凡化し堕ちた虚像の下世話な価値観さえ突き詰められない。それでも尚ゴリゴリ演出は今後注目すべき。小松はマグロ女の印象を払拭。 (けにろん)[投票(2)]
永い言い訳(2016/日)★5 すごいすごい。撮り方★5 話★4.5 役者★5 ペペロンチーノ氏が紹介していたシネスケのコメントで見る気になった。冒頭から、画面と効果と役者の済みずみまでさりげなく配慮を行き届かせてまったくスリリングだ。 [review] (ぱーこ)[投票(2)]
男と女(1966/仏)★3 感情的な台詞をことごとく排除し、光と影、色、音楽のみで1時間45分の長編メロドラマを成立させてしまった奇跡的作品。この後、映画はもとよりCF、TVドラマ、ファッション写真、音楽ビデオの世界にあまたの模倣の山が瓦礫と化して散在している。 (ぽんしゅう)[投票(6)]
男と女(1966/仏)★3 女は誰もが目を惹かれる美女、男は一流レーサー、という時点で相当鼻白む設定だが、一切の衒いもなく押し切る力強さには感服。 [review] (緑雨)[投票(2)]
何者(2016/日)★4 一つの内定もらうのにこんなに大変だなんて、というのは知ってはいたつもりだけど、若者の生き方を捉えるとき、こんなにも就活が人生の重要度を占めているのか、それこそが現代の煉獄なのかもしれない、と思う。 [review] (セント)[投票(2)]
何者(2016/日)★2 言いたいことは分からなくはないが映画として面白くない。登場人物たちのキャラが類型的なうえ、肝心の各自の背景が言葉で語られるだけで、逸話が「画」として描かれないなので群像劇として膨らまず薄っぺら。結果、今さらな甘えとセンティメンタリズムが突出する。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
FAKE(2016/日)★4 薄暗い室内に大きな音で鳴り響く玄関チャイムや、窓外を走り抜ける電車の癇に障る轟音。もしも、この耳障りな生活音が、聾唖者の暮らしぶりを演出するためのFAKEだったとしたら森達也ほど巧妙な嘘つきはいない。私のなかの、疑うことと、信じることの曖昧さ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
シン・ゴジラ(2016/日)★5 「東京に血糊を塗りたくる」。直接的なえげつない演出に震えた。福島でもいつでも生死を問わず血は流れたのだ。私たちはすぐそれを忘れてしまう。そして私は血を流さなかった。モニタ越しにそれを眺め、破壊へのある種の快感を感じる生理に対し、作家として正直な超破壊を繰り出しつつ、「思い出せ」という寓意も明確。まさか監督から説教されるとは。ムスカよろしく「・・・素晴らしい!」と呟きつつ涙が流れた。複雑な感覚です。 [review] (DSCH)[投票(8)]
シン・ゴジラ(2016/日)★5 原理主義者と呼ばれてもいいです。ゴジラナショナリストと呼ばれてもいいです。私は、これが見られたので、それで良かったです。 [review] (ロボトミー)[投票(4)]