[コメント] 悪魔のいけにえ2(1986/米)
人間、桁違いの恐怖体験をすると終いには笑い出さざるを得ないというのが前作のモチーフだったと思うのですがそれは本作品にも当てはまる感じです。とにかくラスト・シーンは凄かった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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以下、スピルバーグの激突に触れています...。
スピルバーグの激突で、終盤、タンク・ローリーに追い上げられ必死になって車を走らせるデニス・ウィーバーの凄まじい形相が大きく写った直後、道路沿いで洗濯物を干すという日常的な動作をする主婦がロングで対比的に写るシーンがあるのですが、このシーン、切羽詰った狂気めいた感覚と普段どおりの平穏な感覚が交錯する瞬間をうまく表現していました。
その対比、ギャップが面白かったのですが、本作のラストも然りであまりの恐怖体験に感情を大きく揺さぶられ、チェーンソーを大きく振り回すヒロインの後ろを、トラックが一台二台と走っていく様がよく映画の締めくくりとしてはとても効果的でした。あれはあのトラックあってこその名ラストシーンだと思います。
ともに日常に隣り合わせた狂気をあらわすシーンとしてはとてもよかったと思います。
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