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[コメント] 男はつらいよ 寅次郎純情詩集(1976/日)

18作目 ☆松っ!松っ!松っ! ストーリーは、所謂定番であったりするのですが、こういう直球勝負で こられるとやはり泣けてしまいます。
fufu

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







2002年7月1日に観たのですが、 タコ社長の髪型は、先日 日韓 W杯で優勝ゴールを決めたブラジル/ロナウド選手とそっくり。 ずいぶん時代を先取りしたヘアスタイルだったのですね(笑) ビールを飲むシーンもあったりするのですが、 今の時代に「寅さん」があったら、アノちゃぶ台をかこんで、庶民が飲むお酒は、 "発泡酒" になるのでしょうか? 缶だとナントナーク絵になりませんが・・(^_^;;;; されど、上流の家庭は、あの時代もワインなのですね。

死ぬこととは、、「丘の上に、みんなが立っていて、 はじっこで押された人が、あれあれあれ・・ って落ちていく・・。(意訳(^_^;」 みたいな寅さんの台詞があり、なんとも哲学的なもの(?)を感じました。

それにしても、寅さんをはじめ、故人となられた方が多くなりましたね。 未亡人・京マチ子さんのばあやが、うらべくみこさん(漢字が解りません_(_^_)_)だったり、、 ラスト、、そのばあやが、元気なお孫さんに連れられて 柴又のだんご屋を訪ねて来るシーンがあり。  深いものを感じました。   こうやって、人生は流れて行き、そして次へと伝えられるのですね・・・

寅さんが、「お兄ちゃんは、体だけは丈夫だからねぇ!」と言ってのも、 現実を考えると、泣ける部分かも。 なんだか、現実と映画がごっちゃになりました。

この映画では、甥っ子の満夫は、小学生。 学校で描いた絵が、博さんでなくて寅さんだってところ・・ やっぱり、好きなんだなぁ・・寅さん。 あんだけ迷惑がられている寅さんなんだけど・・(T^T)

寅さんの語りも真骨頂っ! 泣かせるシーンもあり・・ 寅さんシリーズの中でも良いできだと思います。 京マチ子さんが、ミスキャストという意見もあるようですが、 なんとなく浮世離れした雰囲気のある上流家庭?の未亡人。 というのを、説明なしで醸し出していて、これはこれでよかったと思う。

「華がある。」というのは、こういうのを言うのでしょうか?

寅さんが語る、京マチ子の経営する「花やさん」は、それはそれで現実では 難しいものがあるかもしれませんが・・ 

2002/07/02記

(評価:★3)

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