[コメント] 男はつらいよ 寅次郎恋愛塾(1985/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
1996年 渥美清没後から観はじめた 「男はつらいよ」。 評価とコメントを入れはじめたのが 36作目 『男はつらいよ・柴又より愛をこめて』 1999年10月記入から 実に、7年もかかってしまいました・・f(^ー^;
作品とは 全く関係のない話ですが… なぜ今回 寅さんを観たいのか? と思ったかと言いますと・・・
その日は、、、まだ若くして亡くなった従兄弟の法事でした。。。。 息子を亡くした親は、お墓で泣いてました。 親より先に亡くなる事が一番の親不孝なんだそうです。 なんとも、哀しい気持ちになっていました。
そんな法事から午後 帰宅すると、嫁と息子はお出かけです。
こんな時に ふと思い出す存在・・ ♪ かなしみに出会うたび あの人を思い出す… あ、それは、中村雅俊の歌でしたか・・_(_^_)_ 普段は忘れていても、なにかふとした時に会いたくなる存在 それが寅さん達お馴染みの顔ぶれのような気がします。
寅さんに会いたくなり、歩いて行ける近所のレンタルビデオ店へ向かいます。 いつも車で行く(安い)お店は、男はつらいよ全作 DVDに入れ替わってるのですが、 そのお店は、VHSテープでした。 これも、今となっては懐かしいかも・・・??
冒頭、寅さんと旅先の五島列島で知り合ったクリスチャンの老婆が突然亡くなります。 葬儀の面倒をみる、寅さんと連れの相棒。 そこへ、孫娘のマドンナがやってくるという筋書きです。。。 孫娘の母(すなわち老婆の娘)は、大昔に亡くなっていると言う設定です。
自分とは全然関係ないエピソードなんですが、 その日の法事で、センチメンタルになっている自分ですので、 ああ・・こんなところにも実は、大きな哀しみがあるんだろう・・・ と 共感し、すでに感涙モードになっています。。 長く生きてると、いろいろあって、「男はつらいよ」のエピソードにも さらに深みが増してくるように感じる今日この頃です・・・ 作品としての相対的評価 松- は すこし高いかな? 竹+くらいでいいかもしれませんが、、、 感情が高ぶっていて観たせいか、心に響くものがありました。。。。
まぁ、、その後のストーリーは 寅さんにはよくある話なので、 割愛させていただきますが f(^ー^;。。 _(_^_)_
〜〜 そうこうしているうちに、 お出かけしてた さくらと満男が… あ、いや… マチガイ… 嫁と息子が、ドーナツを買って戻ってきました 〜〜
「 あ! おとうさん やっぱり (また) 寅さん みてる。」
みたいな感じで言われた後… ほぼ終わりかけてる、大団円?の部分だけ、のぞき見る嫁と息子でした。
嫁の感想は・・ 「お皿を盗んだのに許してもらえるのて まるきり レ・ミゼラブルと同じ話」 と言ってました。 …実は、レ・ミゼラブルは 読んだ事ないのですが、、 「男はつらいよ」のエピソードには そこはかとなく、シェークスピアの いろんなお話などが 散りばめられてるのんかしら。 は! レ・ミゼラブルはシェークスピア作品ではないのね・・f(^ー^;
…で、息子はというと、本編にはあまり興味なさそうですが 冒頭のオープニングだけは気になるらしく、巻き戻してオープニングだけ観ました。 嫁は、きっと「レ・ミゼラブル」のパロディだろうと予想したらしく、 「楢山節考」は、ちょっと以外そうな様子でした。
・オープニング 楢山節考のパロディです。 年老いた おいちゃんとおばちゃんを姥捨山へ担いで行こうとする寅さんですが・・・
また、フト 寅さんに会いたくなり、 借りに行くんだろうな・・・・ (ってか 買えよ! f(^ー^;) _(_^_)_
2006/09/05 記
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