[コメント] ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT(2001/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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故円谷英二さんがいつも言っていた「こどもたちに愛をあたえよう」「夢をあたえよう」 「希望をあたえよう」ということを、イマドキこれだけ真正面から描いているものって、 もう”ウルトラマン・シリーズ”くらいしかないんぢゃないかって思う。?
五段階評価でせいぜい3点くらいしか付けられないと思うのですが?? それ以上の価値があると思うっ!!! 第一、等身大のウルトラマンに出会うには劇場に足を運ぶ必要がありますよね(笑)
主役が 純粋な夢見る少年少女達というところも良い。 ちゃあんと、お子さまの視線で作ってあるところにも、好感がもてました。
他の映画でこういう脚本をされたら、引くかもしれないけど・・? ウルトラマンなら良いっ!! やってやってというカンジ・・!!!! あれっ!? 褒めてないかなぁ? 絶賛しているつもりなのですが・・・f(^ー^;
同じく円谷英二作 映画「ゴジラ」は、回を重ねてどんどん醜くなって来たけど、 このウルトラシリーズは、ずっと、はじめの頃の”志”を引き継いで来ているような気がします。
・ウルトラマンコスモスは、かつてないほどの やさしいウルトラマンです。 でも、よく考えたら、初代ウルトラマンだって 特に沖縄出身の金城哲夫さんの脚本の時などは 善悪がハッキリしていなく 悪役の怪獣にも憂いを持った作品が多かったように感じます。 けしてそれが主流ではなかったのですが、その金城さんのスタンスがあったことにより、 ぐっとウルトラマンの世界に奥深さを深めていたような気がします。 今回のウルトラマンコスモスはそういう面を全面に押し出しています。 怪獣は けして、忌み嫌う存在ではなく 捕獲して保護する存在・・・? 怪獣のくせに人格(?)があるとでも言うのでしょうか? (今回はバルタン星人) 深い慈悲の心まで感じてしまいます。
●少々説明・・ ウルトラマンコスモスは、 「やさしさ」と「強さ」の二面性を持ち合わせています。 その本質は月の優しき光のごとき、慈悲の心を持つ青き巨人 「ルナモード」であり、 決して相手を殺傷したりしないのです。 その青も とても美しいブルーです。 しかし、 時として、凶暴で、卑劣な敵に対しては、 太陽の燃ゆる炎のごとき 強靭な力を持つ、最強の赤き戦士「コロナモード」へとモード チェンジをして制裁を加えます。 この物語の主人公・春野ムサシは かつて“ウルトラマン”に憧れる少年でした。 11歳の時、ウルトラマンコスモスとのファーストコンタクトが劇場版ウルトラマンコスモスであり、 その8年後、コスモスと一心同体となり活躍するのがTVシリーズとなっているようです。
●ちょっと裏情報・・f(^ー^; 分かる人にしか分かりませんが 劇場版では、友情出演として次の方々が出演されています。 西條康彦 ウルトラQ 一平くん
桜井弘子 ウルトラQ 江戸川由利子 ウルトラマン フジアキコ隊員
二瓶正也 ウルトラマン イデ隊員
毒蝮三太夫 ウルトラマン アラシ隊員 ウルトラセブン フルハシ隊員
黒部進 ウルトラマン ハヤタ隊員
この映画の飯島敏宏監督は、なんとウルトラQやウルトラマンの時代からの 監督なのです!! すげ〜〜っ!!!
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