[コメント] ドリアン ドリアン(2000/仏=香港=中国)
フルーツ・チャンは香港だけでなく、大陸の変化も見届けようというのか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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イェンの生活のギャップが鮮やかだった。派手な香港での娼婦としての生活が虚構で、地味な東北での生活が現実というわけじゃない。あるいはその逆でもない。どちらの生活も彼女にとっては現実である。
しかし香港での生活を経験した後では、東北での生活も決定的な変化を被るほかない。線路で昔の仲間とたむろするシーンはもう昔と同じではない、ということを十分に感じさせる秀逸なものだった。
だだっ広い大陸の風景は美しくもあり悲しくもある。それがやがて変わり果ててしまう可能性を見出さずにはいられないからだ。
またイェンの従妹のシャオリーも同じようになるでろうことも暗示されていてそれもまた悲しい。
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