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[コメント] ロッキー・ザ・ファイナル(2006/米)

いい映画だった。
ハム

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







僕はそろそろスタローンが『ロッキー』を書いた歳になるんですけど、最近なんだか歳を取るのが怖くなってきた。若さを失ったら何もできなくなるんじゃないかっていう恐怖。

だがスタローンは違っていた。あのときからさらに30年たっても挑戦することをやめないのである。年齢が増えたって関係ない、挑戦する心をいつまでも持ち続けられるかどうかなんだ。笑いたいやつには笑わせておけばよいのだ。

ロッキー6』の制作が決まったとき彼のことを笑ったやつがいた。いや、俺もちょっと笑った。

試合中に息子ロバートが言った。「父さん、もう笑っているやつはいないよ!」

彼のことを笑った自分を少し恥ずかしく思った。ガキのころからのヒーローであるスタローンの挑戦を誇りに思えなかった自分は、父親の心意気をなかなか理解しなかった情けないロバートと同類だった。

リングからロッキーが退場する時、ロッキーも試合会場の観客も映画館の観客もみんな判っていた。判定の結果がどっちに転ぼうが関係ないって。ただただロッキーとスタローンの挑戦に感動したのだ。俺は泣いた。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)死ぬまでシネマ[*]

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