[コメント] 世界大戦争(1961/日)
金や技術が無いから特撮を選択せざるをえなかったのではなく、特撮という手法を意識的に選択したのだと思わせる映画。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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僕は特撮は門外漢でして、初めて特撮の素晴らしさに触れることができたような気がします。CGにはなくアニメにもない美しさがあったと思う。ラストはもちろんのこと、戦闘機が編隊をなして飛ぶシーンであれほどの快感を与えてくれる作品はほとんどない。
この映画のメッセージに重みを与えているのはフランキー堺ですね。彼なくしてはこの作品はありえなかっただろう。
どうでもいいけど、核ミサイル飛来を前にして一家で食事するシーンはヘンテコだった。子供二人以外は誰も箸をつけない。子供もかなり嫌々食べてるっぽいです、特に男の子のほう。こんな状況になるとメシも喉を通らないのかなあとも思ったけど、僕はその時猛烈に腹が減っていたせいか、「食わへんのやったらそんなにようけメシつくるなや、つーかオレにくれ」と思いました。でも「明日が世界の終わりだったら何を食べようかな」と想像してしまい楽しい気持ちにもなりました。要は食べ物を粗末にするなと言いたいだけです。
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