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[コメント] ワンス・アンド・フォーエバー(2002/米)

序盤のどうでもいいドラマのせいで大いに盛り下がるが中盤からはなかなか盛り上がる。よくできた戦争アクションである。
ハム

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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かったるい序盤を乗り切れば楽しめる。ムーア中佐が常に的確な決断をすることに説得力があるのは彼がインドシナ戦争やリトルビッグホーンの戦いについてよく研究している描写があるから。またマデリン・ストウの本国での奮闘がそれなりに感動的に感じられるのも序盤で兵士の妻の心情に触れているから。

どうでもいいけど、たしかあの時代にはM16は実戦で使用されていないはずだが映画なのでよしとしよう。でもどうせM16使うなら最低一回はジャミングしてほしいところだ、『七月四日に生まれて』みたいに。

まあ全体的には面白い戦争アクションってとこかな。戦闘シーンも迫力があってよろし。敵味方双方の視点から描くという触れ込みは大嘘だった。兵士の心情という点からの描写といえば、メル・ギブソンに銃剣突撃を敢行するもあっさり打ち倒された兵隊の恋人だけだった。北ベトナムの指揮官はたびたび登場するが戦術的なことで描かれるだけ。でも別にそれは悪いことではない。戦争映画にドラマを持ち込むのは極力控えるべきだからだ。

(評価:★4)

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