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[コメント] アース(2007/独=英)

地球、自然の素晴らしさを見抜き、映画にした人々に素直に拍手を送りたい。地球を愛する目というのを見た気がする。
のぶれば

どの映像も、自然の美しさ、厳しさ、優しさ・・・そういったものが凝縮されている。 環境問題を漠然と意識するのではなく、どんな問題があるのか具体的に示しもしている。 おそらく映画には挿入できなかった映像はもっとたくさんあったのだろう。

1時間半ほどで北極から南極へと移動していく映像には、地球への愛情がふんだんに盛り込まれている気がする。通常なら見逃してしまいそうな自然の変化。一年の四季の移り変わりや、動物たちの移動など、大きく長い視点がなければ捉えられないだろう。となれば、地球がどんな星であり、どうなっていこうとしているのかを撮影以前に、つかんでおかなければならない。そのための膨大な調査や資料に加え、撮影技術や時間などを考慮すれば、その努力は絶賛されるに値する。

私自身環境問題に関心を持っていると思っていたのだが、その関心がいかに部分的で、浅いものだったかを思い知らされた。地球を愛するとはこういうことなのだというのを映画から教えてもらった気がするので候。

(評価:★4)

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