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[コメント] スウィングガールズ(2004/日)

女子高生がジャズをやってる姿を見てるだけで、満足。でも、監督もそれに満足しちゃってるようで、他の要素がおざなりに感じられる。(040923)
しど

成長系ドラマの定石を考えると、成長への努力が描かれていない分だけ、観察ドラマとしての『のど自慢』に近い平板な印象になってしまったのがおしい。

矢口作品は、基本的に軽く安い。軽いのは、動機が表面的なまま、巻き込まれ型的に話が展開していくからで、安いのは、描写が漫画チック(戯画的という程でもない)な古典的表現の多用。前作『ウォーターボーイズ』は、努力部分の描写によって、成長を見る喜びを補ったことが面白味に繋がったのだが、この作品では、努力部分を省いた為に、再び「軽く安い」映画になってしまっている。

救いは、女子高生がジャズをやっている映像が非常に心地良い点であるが、それだけでは☆四つはあげられない。せめて、気の利いたエピローグでもつけてくれれば良かったんだけど。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)水那岐[*] ゆーこ and One thing[*] ぽんしゅう[*]

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