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[コメント] キャピタリズム マネーは踊る(2009/米)

反資本主義のお説教って、学生運動盛んな頃には「オルグ」として活発に行われてまして、いつものおふざけも少なめのムーアの「オルグ」映画はかなり退屈。100227
しど

冒頭で、自らの作品『ロジャー&ミー』を引用してるけど、長期間の取材を重ねたそちらの作品と比べると、今回のは、何とも即席感が強い上に、ユーモアも少ないから、なんとも見所が少ない。

政権に金融屋が入っておかしくなっちゃったから、俺たちは、そんな資本主義に対抗して民主主義で頑張るぜ、そのためには、みんなで団結するぞ!団結するぞ!シュピレヒコール!シュピレヒコール!てな具合。

組合活動に関しても、過去作品の『ザ・ビッグ・ワン』のが、講演がてら全国の労働者と交流する姿が無駄な演出もなく淡々と撮影されてて良かったように思う。

警戒されてる故なのか、単にやる気が無いのか、突撃取材も、行き当たりばったりのその場限りな感じだし。

黒人が大統領になっちゃって、アメリカも少し空気が変わってたりして、ムーアも、あんまり怒りみたいなのが無いのかもしれんなぁ。

とりあえず、ムーアには、ぜひ、大統領を引退したブッシュJrに突撃インタビューして欲しい。

(評価:★2)

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