どの部分が実話かよく知らないんだが、公式サイトによれば、当時ドイツ軍の塹壕で慰問公演を行っていたヴァルター・キルヒホフの歌声をそれと聞きつけたフランス軍の将校が賞賛の声をあげ、それに応えてキルヒホフがノーマンズランドを越えて行ったという史実があるそうだ。Walter Kirchhoff (1879-1951) はワグナー歌いとして有名だったという。

映画のニコラウス・シュプリンクは最初にスコットランド兵と交流するが、その前にドイツに接収された館の持ち主夫妻が台所で「あのシュプリンクなのね」と話し合う場面があって、演じているのはミシェル・セローとシュザンヌ・フロン。これはいいシーンだった。