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★4監督失格(2011/日)母親であると同時に父親でもあるような小栗冨美代さんの風貌、その座った眼が何故か心に残る。そして片隅に置かれたまま、なりゆきを全て捉えてしまうビデオカメラの(文字通りの)非情。(必ず誰かがライブで目を通し続けているだろうフィルムのキャメラには在り得ないだろう非情。)[投票(2)]
★3探偵はBARにいる(2011/日)海で隔てられた地方の大都市、歓楽街。雪。完熟と云うよりはやはり半熟活劇(と言いたくなる大泉洋の演じ様)。でもそれなりには面白い。 [review][投票(2)]
★3ジャンヌ 薔薇の十字架(1994/仏)「イエス様!」 [review][投票]
★3ジャンヌ 愛と自由の天使(1994/仏)ジャンヌ萌え。 [review][投票]
★3借りぐらしのアリエッティ(2010/日)大きさと小ささ。こんな見知らぬ世界がすぐそこに広がっているかも知れないというイマジネーション。そして「借り」ぐらし。 [review][投票(2)]
★3コクリコ坂から(2011/日)感心はするが、感動はしない。キャラクターにほとんど生理らしい生理を感じない。幾ら頬がピンクに染まっても、大粒の涙を零しても、記号以上の「意味」という理解の範疇を食み出す生理が匂わない。端的に言って、作品世界への、キャラクターへの愛(情熱)が乏しい、寂しい映画。 [review][投票(9)]
★3不灯港(2008/日)ズレたオカシサが可笑しさになるというユーモアはセンスだとは思うけど、それが100分近く、一篇の映画の間持続、あるいは累乗したかというと、しなかったようにしか感じられない。巧いけど、強くない。 [review][投票]
★4ロボコップ(1987/米)傑作だと思う("ケッサク"ではない)。グロでマヌケな暴力の果てのセリフは、一縷の希望? [review][投票(3)]
★3単騎、千里を走る。(2005/香港=中国=日)孤独に孤立した孤高の美学。 [review][投票]
★3ザ・ヤクザ(1974/米)義理とは何か(という愚問)。〔3.5〕 [review][投票(2)]
★3ラ・ジュテ(1962/仏)動画と静止画。映画の生と死。 [review][投票]
★4機動警察パトレイバー2 the Movie(1993/日)モラトリアムとしての「その後」。 [review][投票(3)]
★4王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987/日)「お前には何が見える?」「・・・女のケツ。」 [review][投票]
★3モテキ(2011/日)主人公の男は、客観的に見ればなんの魅力もない盆暗にしか見えないが(しかし妙な運動神経は抜群)、恋愛つーのは客観的になれないものだからこそ面白いんだろう(多分)。Perfumeの銀幕デビューに乾杯。あと橘いずみw。 [review][投票(1)]
★2七つまでは神のうち(2011/日)シナリオの辻褄合わせがホラー映画としてのサスペンス効果を殺いでいく。何かに「恐怖」するという感覚は、単なる緊張感の高まり(それは簡単に造り出せる)とは似て非なるものである筈ではないだろうか。 [review][投票(2)]
★2ツリー・オブ・ライフ(2011/米)映像は所詮オリジナルの複製に過ぎない。そんなメディアで神様を映しだそうなんて、まあなんて大それたことか。しかしそこに繰り出される映像(発想)の、見るに堪えない陳腐さは?(それらは秀麗であればあるほど紋切り型で、つまりは陳腐になっていく。)しかも作り手は、大真面目ときている。[投票(1)]
★2世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011/米)シューティングゲームのデモシミュレーションの映画化。「状況」を「設定」して、そこにプレイヤーの分身であるキャラクターを投入。あとは只管ミッションクリアを目指してドンパチドンパチ。エンドレスの戦争ごっこ。でもだったら自分でゲームやっていた方がいい。[投票(1)]
★3神様のパズル(2008/日)この映画の谷村美月の如き独特の屈折ある女の子キャラに惹かれる心性には、罠がある。その罠に陥らない率直素朴な「べらんめえ」市原隼人の男の子キャラには、誠がある。(終盤の詰めの甘さがなければもっと好印象ではあった。) [review][投票(2)]
★3赤軍派 PFLP 世界戦争宣言(1971/日)こことそこの狭間に広がる時代の懸隔を論うのは容易い。しかし所詮は「日本」という微温湯に回帰するだけのことしか知らない現在(私達)は果たしてそこから進歩したのか。むしろある意味では退歩しているのではないのか。[投票(1)]
★2映画 日本国憲法(2005/日)護憲論の声ばかりで改憲論の声はまったくといってよいほど拾われていない。つまり公正な議論がここにはない(…ということになりはすまいか)。その意味で深度は浅い。 [review][投票]