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★3猿人ジョー・ヤング(1949/米)淀みのないストーリーテリングと見せ場の連続で押すクライマックス、そしてほんとは気は優しくて力持ちなジョー・ヤング! 見終って清々しい、まことに清々しい気持ちになる特撮娯楽映画の秀作。ただ惜しむらくは、それが『キング・コング』の二番煎じでしかないというところだろう…。〔3.5〕[投票]
★3折り梅(2001/日)老人介護の一つの理想形。でも本当のことを言えば、本当に必要なのは、家族が如何に頑張れるかではなく、頑張れる環境を社会が如何につくってやれるか、だと思う。 [review][投票]
★3ワンダー・アンダー・ウォーター 原色の海(2002/独)形象と色彩の過剰、それらの織り成す綾。つまりは美。 [review][投票]
★3小さな中国のお針子(2002/仏=中国)一言で言えばオリエンタリズムの映画。此岸(現在・西洋)から彼岸(過去・東洋)を眺めやる視線の映画。そこには願望の投影された美しさはあっても、勿論のこと、切実な希望や絶望の呻きはない。 [review][投票]
★3ソリチュード:孤独のかけら(2007/スペイン)定点観測。2分割の時間と空間。 [review][投票]
★3シネマニア(2002/米=独)ニューヨークで映画を観まくることに人生を捧げている映画マニア達を追ったドキュメンタリー。映画は人生に似て非なるもの。それでも映画はともかくもそこにある。どうして映画を観るかって? そこに映画があるからさ。映画に人生を吸い取られる悲哀と悦楽。その悲劇的かつ喜劇的難問。 [review][投票]
★3チート(1915/米)映画が夢で、夢が無意識を暴く精神の装置だとするならば、映画は無意識を暴くものでもある(…と言えないこともない)。してみればこの映画は、当時の女性観客の差別的心性と抑圧されたマゾヒズムを暗に暴き立てたが故に受け容れられたのではあるまいか。[投票]
★3ミラクル・マスクマン 恋の大変身(1995/香港)マスク』に想を得たのかもしれないが、アイデアの奇想天外さではこちらの方が上。ギャグマンガでやることをそのまま実写でやっているところがスゴい。[投票]
★3末は博士か大臣か(1963/日)フランキー堺の菊池寛は風貌からして本人を思わせる。若き日の人情話に観ていてつい「ええ話や〜」などとほだされてしまう。ちなみに芥川龍之介も登場していたが、劇中のあの人が「朱儒の言葉」とか書いているようにはとても見えなくて…(笑)。[投票]
★3さゞなみ(2002/日)無意識の暗がりとその向こう側。 [review][投票]
★3モスラ MOTHRA(1996/日)ひどく一本調子だし自衛隊は登場なしだしベルベラも必要なしだしラストシーンは安直だが、デスギドラの非情さや矢野顕子の楽曲や親モスラの水没シーンには魅かれるものがあったので、☆3つ。[投票]
★3ある機関助士(1963/日)白煙を吐き出しながら疾走する黒き機関車が無類に格好いい。そして機関士達の体から洗い落とされる黒ずんだ汗。 [review][投票]
★3ドリフターズですよ! 冒険冒険また冒険(1968/日)前半の風俗風刺と後半の唐突なスペクタクル描写(自衛隊の登場とか)。多少ちぐはぐな印象だが、どこまでも明るいテンションを無理することなく決して崩さないところは、喜劇として及第点。志村けんのカメオ出演もご愛嬌。[投票]
★3ドリフターズですよ! 盗って盗って盗りまくれ(1968/日)ハードボイルドになろうとしてもなりきれないスチャラカ五人組の珍道中。脚本も演出も、雑になりそうなところが手堅く纏まっていて、素直に面白い。見終わった後に一服の清涼感があるのも○。ちなみにやっぱり若き酒井和歌子が可愛い。[投票]
★3ドリフターズですよ! 前進前進また前進(1967/日)当時、いかりや長介加藤茶が軸でそこに後の三人が続くといった構成だったのがわかる。前進前進また前進という前向きなメッセージが衒いなく綴られる。また空撮ラストカットには瞬間の自由が。若き大原麗子酒井和歌子が可愛い。[投票]
★3恋する日曜日 私。恋した(2007/日)その一つ一つが最期の一瞬だということ、それが〈稀有〉な一瞬であるということを実感することは、想像しようとしてもし切れないくらいに難しい。 [review][投票]
★3未成年 続・キューポラのある街(1965/日)今から見ると当時の脚本家のエゴ(主義・信条)でストーリーを練りあげた感があり、いったいあなたは劇中の人物達のその後に責任はとれるのか?…と思えてしまう。今となっては詮無いことだけども。[投票]
★3害虫(2002/日)ナンバーガールと草野正宗。〔3.5〕 [review][投票]
★3恋ざんげ(1952/仏)若きアヌーク・エーメの美貌が冴える掌編。セリフをいっさい排してナレーションのみで綴られる抑圧的だが饒舌な演出が、「冷たい大理石のもとで燃えあがる炎のような」恋愛劇によく即した。[投票]
★3会社物語 MEMORIES OF YOU(1988/日)「物語」と言うが「物語」を感じない。状景の描写だけが続き、実のあるドラマの演出がない。それが市川準だと言えばそのような気もするが。どこか長大なCFのような印象がぬぐえない。[投票]