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★3TOKYO EYES(1998/日=仏)フィギュア人形な吉川ひなの、オタク青年《K》こと武田真治、キレそであぶないビートたけし。地に足つかないカンジがキモチ好い。[投票(2)]
★3逃げ去る恋(1978/仏)「見て、彼まだ走ってるわ。」[投票(2)]
★3犬、走る DOG RACE(1998/日)「もう三日も寝てねぇんだ」。走り回った挙げ句、犬は寝入る。[投票(2)]
★3どら平太(2000/日)「さら(リーマン)平太」 [review][投票(2)]
★5天空の城ラピュタ(1986/日)「機械がまだ機械の楽しさをもっていた時代。科学が必ずしも人間を不幸にするとは決まっていなかった頃。世界の主人公は人間だった。」[投票(2)]
★4ションベン・ライダー(1983/日)キャメラがつぅと滑っていく時の異様。今見たって凄い。[投票(2)]
★4地下鉄のザジ(1960/仏)スキっ歯のザジは見事に可愛らしい、と思う。 [review][投票(2)]
★4大菩薩峠・第2部(1958/日)光を失い、いよよバケモノ染みていく龍之介。 [review][投票(2)]
★3無伴奏「シャコンヌ」(1994/仏)メトロに、脳蓋に充ちる音楽。[投票(2)]
★3あなたと私の合い言葉 さようなら、今日は(1959/日)市川崑のモダンなセンスが光る恋愛劇。ぶっきらぼうにとびかうセリフが妙に可笑しい。[投票(2)]
★2幕末純情伝(1991/日)牧瀬里穂はBカップ、なのか。 [review][投票(2)]
★4風の丘を越えて 西便制(1993/韓国)芸道の人生。姉弟の邂逅には、エロスさえ匂い立つ。[投票(2)]
★3トイレの花子さん(1995/日)子供の心理があらぬ噂を生み、育て、物語をつくっていく。そんな危うさをよく描いた佳作。[投票(2)]
★4ミッション:インポッシブル(1996/米)たとえばセリフに於ける言及とイメージされる実像との矛盾的な交錯。たとえばお定まりな仮面が剥がされる瞬間にそれでも微妙に滲む戦慄。そこには映画に於けるリアルとフェイクとの相克的な関係が見て取れる。その狭間での“リアリティ”の往還こそが、映画に豊かなサスペンスを担保する。コケティシュなエマニュエル・ベアールの色香もまた、潜在的な性的欲動のサスペンスの媒体として十分。この1作目あらばこそ。[投票(1)]
★3ひいくんのあるく町(2017/日)主役は「ひいくん」ではなく飽くまで「あるく町」の方だと思う。 [review][投票(1)]
★4プレッジ(2001/米)ジャック・ニコルソンだからと言うより、どうあってもジャック・ニコルソンとしか言えないくらいに、ジェリーという人物には物語的な“役割″だけがあって、具体的な細部としての人間的な内実や来歴は何も描かれない。この映画の中で一番不穏なのは、その中心にいるこのジェリーという人物自身のもとからの「空白」ぶりではないのか。 [review][投票(1)]
★3ザ・ハント(2020/米)どこのだれなのか判るようで判らないかの人の、しかし終始宙ぶらりんで当てどもないようなその肖像の示す当惑、困惑の感だけは、分からないようで妙に分かる。そんな肖像を画面の中の実存として捉まえられれば、それだけでもかろうじて映画は映画足りえる。そしてかの人は息を吹き返すかのように笑う。そりゃあ、そうだ。[投票(1)]
★4イップ・マン 継承(2015/中国=香港)子は親の背中を見て学ぶ、という映画。親は子を、子は親を「見て」いるし、また夫は妻を、妻は夫を「見て」いる。夫妻は正対して向き合うよりはむしろ並んで立ち(身長差!)、座り、そして背中を預け合う。ごく些細な所作や表情、人物同士の位置関係、時間的・空間的な意識ありきでこそ演出は単なる映像ケレンにとどまらないものになる。見て学ぶ、これこそ映画。[投票(1)]
★3リチャード・ジュエル(2019/米)あまりにも凡庸なその人物に、タイトル「リチャード・ジュエル」は事件の名であって人物の名ではない、かと思わせつつ、しかしやはり最後は人物の名として腑に落ちる。「母親と暮らす醜いデブ」にも五分の魂を見出しえるか否か。描き出される人物への距離が、寄らず離れず、たがそれが映画の品になる。それが演出家にとって欺瞞のない距離だからだろう。[投票(1)]
★3響-HIBIKI-(2018/日)書棚の本をめぐる問答無用のやりとりで、これは本来が「相対」であつかわれる世界に「絶対」をもちこんだらどうなるかと言う話なのだと合点する。故に映画の中のその「文芸」に内実はむしろ無い方がよい。そのかわり映画に内実をこめるのは具体的な被写体としての演者達でこそあらねばならず、映画は光と音のケレンで、それを中心と周縁、即ち絶対と相対の一対一の対決として描き出すに専心する。〔3.5〕[投票(1)]