コメンテータ
ランキング
HELP

きめこめさんの人気コメント: 更新順(1/22)

人気コメント投票者
★3FAKE(2016/日)その場面の“沈黙”の「質」を担保する生活者的ディテールあれこれ。あれこれの時間的持続の中での共有ありこそすれ、見る者はその場面の“沈黙”にある種の「応答」を見出す。この人はこういう人なのだ、と。その納得を導く為のあれこれが、そのまま映画自体が描き出す普遍的な「豊か」さともなる。楽曲は如何にも“それらしく”、それをそこに当てはめるセンスはまさしく諧謔。ぽんしゅう[投票(1)]
★3グリーン・デスティニー(2000/米=中国)収まるべき鞘を見出せない少女の剣の切っ先は何処へ向かうのか!?と思ったら、悲恋物語だったのねぇ。剣劇=京劇、重力と戯れる武闘=舞踏、感動的な金属音。〔3.5〕 [review]けにろん, 3819695, わっこ, ミルテほか7 名[投票(7)]
★4秋刀魚の味(1962/日)杉村春子の登場と、その直後の怖ろしい表情。加東大介の敬礼と行進と軍艦マーチ。機械人形じみた岩下志麻。セリフの執拗なリフレイン。滑稽、それ故の残酷、あるいは不可解。これを狙ってやっているのだ(ろう)から、凄まじい。ついでに、最後に映し出されるアレ、これまたなぜそれがそこにあるのかが不可解。ある意味、完璧な(運命的)遺作。動物園のクマ, 3819695, けにろん[投票(3)]
★4ブロンド少女は過激に美しく(2009/ポルトガル=スペイン=仏)画面の中の画面の様な「窓」という縁取の枠組が、男女二人を結びつけたと言ってもいい。窓は四角形に視界をきりとることで、きりとられた対象を一個の肖像として仕立てる。画面の中で全ては生起する(全てを描写する)というサイレント映画的モラル。リカルド・トレパの少女を見初めた瞬間の正に「見初めた」表情。disjunctive[投票(1)]
★3恋人たち(2015/日)乞う人たち。不在の相手に向かって、あるいは相手の不在に向かって。橋口亮輔の描く人物たちは、人間の皮を被った人間ならぬ何者かの如き、しかしその故にこそ寧ろ確かに人間であるような人物たちに見える。敢えて言うなら、「臭い」人たち。生活世界の底辺に広がる水路の水面は、そこから見あげられる空の水色と確かに通じている。イメージのモチーフで現実をくるんで見せる、やはり映画。ゑぎ[投票(1)]
★3お嬢さん(2016/韓国)「映画」が映し出す事物の″それ自体″を露わにする器なら、ここに映し出される事物の″それ自体″が露わになることなどついぞ無い。奇を衒う知的なプロットとディテールを専ら図解説明する為だけの映像。なんとなればバラエティショーの″面白さ″。そのうえで面白いっちゃ面白いけども。3819695, ゑぎ[投票(2)]
★3日本の黒い夏―冤罪―(2000/日)制服の女子高生の「良心」。 [review]けにろん, ぽんしゅう, アルシュ, ジャイアント白田ほか8 名[投票(8)]
★4冬冬の夏休み(1984/台湾)窓や出入口がことごとく開け放たれてあるのは、これが夏の映画だからではなく、端的にそういう映画であるからだ。風と光に祝福された「真昼の映画」。だから唯一の夜は、生死の境を越えるべくしての夜となる。横たわり眠ること、そこから目覚めて起きることは、死と再生の謂いとなる。かつて「日本」だったその土地の映画。3819695, ゑぎ, ぽんしゅう[投票(3)]
★3バンコクナイツ(2016/日=仏=タイ)“浮く”音響。車窓=画面=ロードムービー。水面のウタカタ。 [review]moot, ぽんしゅう[投票(2)]
★4CURE/キュア(1997/日)× [review]濡れ鼠, DSCH, poNchi, あき♪ほか7 名[投票(7)]
★4二十四時間の情事(1959/仏)旅のフランス女。 [review]濡れ鼠, けにろん, グラント・リー・バッファロー, crossageほか5 名[投票(5)]
★2リング2(1999/日)恐怖映画のシンプルさはないが。 [review]けにろん[投票(1)]
★3ゴースト・イン・ザ・シェル(2017/米)スカヨハの義体演技も肉襦袢コスも、バトーのカメラアイも、日本語のたけしも、過剰広告なビル群の街並も、露骨すぎるオリジナルリスペクトも、だいたい話の体裁の為だけみたいな自分探索問答も、全部が全部、尤もらしいというより胡散臭い。でも、それがいい。そんな胡散臭いものども犇いてこその「映画」。そのさ中に肉体の役者、役者の肉体が息づいてあることのかけがえのなさ。けにろん[投票(1)]
★3ハードコア(2015/露=米)空間から空間へ一挙に場面を展開する大胆さ。落下、疾走、また落下、そしてやっぱりまた疾走。懲りもせず繰り返すのに尽きない躍動。イベントにもアクションにもアイデア豊富。念動力のボスキャラの問答無用の説得力は何よりそのアクションのキレにこそ。ステージがロシアなのはそこが言語の通じぬ異国だから。スッ倒れてもすぐ立ちあがる「寡黙なチャップリン」の孤軍奮闘にボンクラ涙。赤い戦車[投票(1)]
★3小人の饗宴(1971/独)ア〜ヒャヒャヒャヒャヒャ!ア〜ヒャヒャヒャヒャ・・・ゼぇハァ・・・。(一息ついてリトライ。)氷野晴郎, ころ阿弥[投票(2)]
★3トラベラー(1974/イラン)表裏一体、紙一重のユーモアとペーソス。それは少年の現実が表裏一体、紙一重であることをも暗示してはいる。だが、たとえそうであっても、「旅立ち」への「憧れ」は何ものにも変えがたい! そんな気分に満ちた快作。…ちなみに流麗なサントラも○。〔3.5〕けにろん[投票(1)]
★4鏡(1975/露)鏡、良心。私だけの追憶。 [review]けにろん, 町田, くたー, muffler&silencer[消音装置]ほか5 名[投票(5)]
★4アンジェリカの微笑み(2010/ポルトガル=スペイン=仏=ブラジル)雨、というよりは、雨音の慕わしさ。窓、扉、鏡。写真、なにより映画の画面という世界を縁取ってみせる枠組。青年の世界は厳密に縁取られ、したがって青年の実存は世界から切り離される。やはり世界を縁取るサウンド。古典的な合成エフェクトで構成された超現実主義的な独特の空中遊泳は、死せる女の肖像がそのまま「映画」の寓意であることを示す。“死に至る為”にこそある疾走の為の疾走。ハッピーエンド。3819695, ゑぎ, disjunctive, けにろん[投票(4)]
★3ザ・コンサルタント(2016/米)いわゆる「高機能自閉症」なる障害による特性が、ユニークな個性として描かれて、それはプロフェッショナリズムと近似して見える。そこに似て非なるものがあるとせば、情緒的な独善性があるかないかかも知れず。主人公はアメリカ的モラル(家族第一)のもとに黒幕の言い分を一顧だにしないが、そのことの独善性に自覚はない。よくも悪しくも子供の儘大人を生きる主人公。泣けるけど。けにろん[投票(1)]
★4沈黙 -サイレンス-(2016/米)映画の沈黙が劇場の無音に聴こえてはならない。「沈黙」が″聴こえた″かと言えば、確かに″聴こえた″。「沈黙」とはそれじしんが神の声音だということ。鈴虫と茅蜩の音が交響する地獄めぐり。悪魔的な浅野忠信イッセー尾形。「ただの形だよ、形…」という言葉の逆説的な含蓄を、掌中のその「形」にあられもなく託してこその「映画」。世界の表裏の反転。けにろん, 3819695, ぽんしゅう, 寒山[投票(4)]