コメンテータ
ランキング
HELP

さんの人気コメント: 更新順(1/26)

人気コメント投票者
★3マイスモールランド(2022/日=仏)主人公演じる少女は頑張っていたと思う。ふと、こんな子がこんな顔でこんな状況を実際に生きているのかも知れない、などと感じさせられる瞬間はある。 [review]ひゅうちゃん, ペンクロフ, けにろん[投票(3)]
★2タイムマシン(2002/米)時空を越える「ファントム・ライド」。そこには「タイム・トラベル」の「映像」と数字があるだけで、観客が自ら時間と空間を把握するための手掛かりは何もない。 [review]モノリス砥石, kazby, kiona[投票(3)]
★4スタンド・バイ・ミー(1986/米)探しに行くのは何故か死体。でも、それがよい。モノリス砥石, アルシュ[投票(2)]
★3出張(1989/日)出張先へと急ぐ中年男、ゲリラ(国内)に誘拐さる。勤め人の悲哀が滲むブラック・コメディの小品。 [review]寒山拾得[投票(1)]
★4ゆきゆきて、神軍(1987/日)キャメラのまえで得意になって正義の(神の?)使徒を演じる男。その裂け目。 [review]るぱぱ, たろ, TOMIMORI, 甘崎庵ほか19 名[投票(19)]
★4ロボコップ(1987/米)傑作だと思う("ケッサク"ではない)。グロでマヌケな暴力の果てのセリフは、一縷の希望? [review]DSCH, モノリス砥石, Myrath[投票(3)]
★3レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989/フィンランド=スウェーデン)「その他大勢」の映画。レニングラード・カウボーイズの集団としてのシルエットは、とりあえずそのルックの統一と無表情演技にあるとは言えるが、それはけっして貫徹されず、その雑駁な集合が牽引にゾロつきながら歩きまわる様は、映画の中に主体なき主役としての「その他大勢」という奇態な実存を生み出すことになる。その奇態な実存あってこそ、サウスアメリカ裏街道という背景との微妙な距離感も生きる。DSCH, 寒山拾得, けにろん, 3819695[投票(4)]
★3ファイト・クラブ(1999/米)脳内(ひらきなおり)映画。〔3.5〕 [review]モノリス砥石, Orpheus, 宇宙人, けにろんほか19 名[投票(19)]
★4ミッション:インポッシブル(1996/米)たとえばセリフに於ける言及とイメージされる実像との矛盾的な交錯。たとえばお定まりな仮面が剥がされる瞬間にそれでも微妙に滲む戦慄。そこには映画に於けるリアルとフェイクとの相克的な関係が見て取れる。その狭間での“リアリティ”の往還こそが、映画に豊かなサスペンスを担保する。コケティシュなエマニュエル・ベアールの色香もまた、潜在的な性的欲動のサスペンスの媒体として十分。この1作目あらばこそ。けにろん[投票(1)]
★3アフリカの光(1975/日)瞬間的に挿入される憧憬という想念の中のアフリカ。台詞未満の台詞をつぶやき続ける人間達。映像に問答無用のアフレコが重なり合うことに象徴的なように、多層的に虚構を構成する要素が不調和な調和を見せて重なり合う。その豊かさが、「映画」です。ゑぎ[投票(1)]
★3ゼロ・グラビティ(2013/米)中空を肌着で漂うサンドラ・ブロックを見て、『エイリアン』のシガニー・ウィーバーを思い出す。生きている、生きている、生きている、宇宙船という胎の中で、生きている。肌身をさらして、(肉体の)起伏を見せて、それではじめて辛うじて映画が成立する。寓意としての魂=露呈性。モノリス砥石, Myrath, ジェリー, けにろん[投票(4)]
★3ひいくんのあるく町(2017/日)主役は「ひいくん」ではなく飽くまで「あるく町」の方だと思う。 [review]ペンクロフ[投票(1)]
★4ちょっと思い出しただけ(2021/日)「思い出す=想起する」というイメージ受容のありようは、映画の本質の全部ではないにせよ、大きな部分を担っているんじゃないか。序盤、池松壮亮を見つけた伊藤沙莉、その数瞬の表情の微妙を捉えるショットが的確で、“その後”の「過去」の挿話の印象が何度もそのイメージに再帰する。そんな映画という媒体の本来的な無時間性を担保とすることで、「ちょっと思い出しただけ」という軽味のふっ切れた様な妙味も生きる。けにろん, ぽんしゅう[投票(2)]
★3昼顔(2017/日)全て受け身で引き味のヒロインも「メガネ君」もまるで稚拙なガキに過ぎず、不貞物だろうとなんだろうと映画の主人公には何か一本だけでもスジが通っていなければダメなのだと思わされ続けるが、それが終盤のさもありなんな転回点に至りやっと映画のツヤを輝かせ始める。感傷を越えた人生の(映画の)感触を生き始める。意図なら迂遠だが、納得はする。ダリア, けにろん[投票(2)]
★4イニシェリン島の精霊(2022/英)十字架の置かれた、あるいは十字の格子のはまった小さな窓が、内と外を隔てる。 [review]けにろん, jollyjoker, ぽんしゅう, 週一本[投票(4)]
★4バニシング・ポイント(1971/米)バリー・ニューマン演じるコワルスキーの、基本優しげで、あるいは時に逡巡や当惑さえ浮かぶ様にも見える眼差しの微妙さは、社会的、時代的な文脈による解釈からも捕捉され切らない微妙さで、何処かへ彷徨い出てしまう様に想える。それは既にして走り出していて、あとはただ走り続ける他もない。ワンアイデアで突っ走る作劇は、映画の物語自体を寓意的な中空へと曖昧に放逐してしまう。ぽんしゅう, けにろん[投票(2)]
★5EUREKA(2000/日)言語を介さない中での、あくまでもささやかな覚束ないアクションによるコミュニケーションを丹念に描き続ける。劇中のその人がそのまま役者その人に見えて来る様な(しかしこの逆ではない)掛け替えのなさを生きている。ゲホンゴホンと厳しさを増していくノイズは呪いの様に響き続けるけれども、それでも時間と空間は、目に見えて生きられた世界に回帰する。そこに立つのが女性なのは、これが男性の映画だからで、それだけのこと。寒山拾得, けにろん[投票(2)]
★4傷だらけの挽歌(1971/米)誰彼隔てない撃たれっぷりのいさぎよさは、多分撃ちっぷりのいさぎよさに呼応している。一見悲劇的なハナシを喜劇的とさえ言える距離感で突き放す。しかし決して誰も能面ぶってもいない(誰もやり過ぎな程汗ばんでいる)。「痛み」とは肉体への物理的衝撃だということを知っている。けにろん, ゑぎ[投票(2)]
★3忠次旅日記(1927/日)三部作全体でもなく、また復元されたといってもやはり原版そのままでもあり得ず、故に☆3。随所にハッとするようなシーンやショットがある(とくに女優陣に)。また字幕とアクションをリズムよく繋いだカッティングにも心が躍る。ゑぎ[投票(1)]
★4プレッジ(2001/米)ジャック・ニコルソンだからと言うより、どうあってもジャック・ニコルソンとしか言えないくらいに、ジェリーという人物には物語的な“役割″だけがあって、具体的な細部としての人間的な内実や来歴は何も描かれない。この映画の中で一番不穏なのは、その中心にいるこのジェリーという人物自身のもとからの「空白」ぶりではないのか。 [review]けにろん[投票(1)]