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さんのお気に入りコメント(3/12)

グリーンブック(2018/米)★5 車という装置が互いに個を強要する。差別もなんも、俺とオマエの間では俺とオマエの問題なんだ。 [review] (週一本)[投票(8)]
ペパーミント・キャンディー(1999/日=韓国)★3 線路を逆走する、そしてハラハラと舞い戻る花びら。ステキです。 (レネエ)[投票(2)]
ペパーミント・キャンディー(1999/日=韓国)★5 想い出は走馬灯のように。 [review] (セネダ)[投票(6)]
二階堂家物語(2018/日)★5 なんと情感豊かな画面だろう。ことさら状況や感情が誇張されるわけではないのに画に不思議な吸引力があるのだ。ひとつひとつ事情(抱えた思い)を説いていくような語り口(脚本)の上手さと相まって、のっぴきならない“呪縛の物語”にどんどん引き込まれてしまう。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
ニースについて(1929/仏)★5 ファーストカットは花火だろうか。続く無機質で人工的な市街地の鳥瞰ショットの“平板”さが美しく、印象的だ。そして、一気にニースという町の営みが“断片”に分断され撹拌され再構成され提示される。なんとエキサイティングな無機と有機のコラージュだろう。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
ここは退屈迎えに来て(2018/日)★5 時間が丁寧に描かれる。時間はときに麻薬のように思考を曇らせ、少しだけ身の丈に過ぎた期待を若者に抱かせる。誰もが抱くあの時の未来への希望、過去の美化だ。その幸福願望の正体が、退屈なモラトリアムが招いた妄想だと気づいたとき、若者たちの青春は終わる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
寝ても覚めても(2018/日)★4 まず、画面造型の特徴から思い返していくと、冒頭は、爆竹をからめた高速度撮影のケレン味に目がいってしまうけれど、それ以上にエスカレータでの、東出昌大−麦(ばく)の背中と、唐田えりか−朝子の正面カットの切り返し、特に、唐田の正面、やゝ俯瞰のカットには唸ってしまった。なんと端正かつ力強い繋ぎだろう。 [review] (ゑぎ)[投票(8)]
レディ・バード(2017/米)★4 冒頭、車の中で「怒りの葡萄」の朗読を聞いて涙する母と娘。直後の顛末の見せ方、そのスピード感にうなる。ラストも車を運転する場面のフラッシュバックがあり、母への想い、わが町サクラメントへの想いが語られるので、全体に本作は自動車の映画であり、母娘の映画であり、サクラメントという町についての映画だったという心象が強く残る。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989/フィンランド=スウェーデン)★4 アキ・カウリスマキのセンス・オブ・ユーモア。 [review] (3819695)[投票(3)]
レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994/フィンランド)★4 レニングラード・カウボーイズは編成に味がある。(05・10・14) [review] (山本美容室)[投票(1)]
レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994/フィンランド)★4 失敗作と断じられることも少なくない作品だが、私はそうは思わない。じゅうぶんに面白い。何よりカウリスマキのフィルモグラフィにおいては無視できない重みがある。 [review] (3819695)[投票(2)]
レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989/フィンランド=スウェーデン)★4 他の国であれば単に「異物」として扱われたであろうレニングラード・カウボーイズを・・・ [review] (TM(H19.1加入))[投票(2)]
万引き家族(2018/日)★5 徒然に思ったこと [review] (芋虫)[投票(3)]
万引き家族(2018/日)★5 この人情劇は全て片山萌美の夢想ではなかったのか。娘を救えるのは万引き家族しかいないのかという悲鳴が聞こえる(含『少年』『誰も知らない』のネタバレ)。 [review] (寒山拾得)[投票(10)]
レディ・プレイヤー1(2018/米)★4 スピルバーグのいいところは、理解ではなく愛を感じるところ。 [review] (おーい粗茶)[投票(3)]
レディ・プレイヤー1(2018/米)★4 俺? プレイヤー2でいいよ。別に勝たなくても、みんなと一緒にプレイしているこの時間が楽しいんだ。(IMAX鑑賞後に追記) [review] (Orpheus)[投票(6)]
ジュピターズ・ムーン(2017/ハンガリー=独)★4 はからずも神の宣託を受けた不安顔の天使は、さまようヨーロッパの処方箋を自らの肉体で啓示する。国境や駅、街中の地を這うカーチェイスの逃走劇としての高速の横移動と、森林・屋内・市街地での危機回避の脱出劇としての浮遊の縦移動が活劇として対比される。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
じゃりン子チエ(1981/日)★4 見てくれの悪いユートピア…親失格の両親のせいでチエは哀しみを押し殺しながら強く育ったが、彼女が歪まなかったのは、親失格の両親が人間としては合格だったからだ。いや、彼女を取り巻く全ての大人達が、全員、ぎりぎりで人間合格だったからだ。 [review] (kiona)[投票(9)]
カラマリ・ユニオン(1985/フィンランド)★2 15人の素直(Frank)という名前を持つ男達は一人の人間の心の象徴で、決心のすえ理想郷を目指すも素直とはすなわち何も考えないということで、いっこうに前へ進めないという悲喜劇?。撮影がいいから観られるが、ベースは素人映画レベルのアイディア。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
カラマリ・ユニオン(1985/フィンランド)★5 ナンセンス笑劇として傑作だと思う。物語の整合性やもっともらしさなんぞハナっから眼中にない。突出した細部をツギハギしただけの映画であり、「映画には中身なんか必要ない!」というヌーヴェルヴァーグ(特にゴダール)思想の正統的後継作品。 [review] (3819695)[投票(3)]