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さんのお気に入りコメント(9/12)

マリー・アントワネットに別れをつげて(2012/仏=スペイン)★4 フランス映画まだまだ健在なり。恐らくデジタル撮影と思うのだがまず自然光主体の照明が大変に美しい。ジャンプカットや手持ちカメラの構図に無頓着な動き、「視線」「ドア」の演出はそれぞれヌーヴェルヴァーグを想起させる。つまり「映画」になっているということ。また、レア・セイドゥーの不敵な眼差しが実に良い。傑作。 (赤い戦車)[投票(1)]
上海特急(1932/米)★5 この、映画全体のルックとはちぐはぐなまでのマレーネ・ディートリッヒに対する照明の繊細さこそが映画の演出だと思う。映画で列車が走ることとはこういうことだし、映画で列車が止まることとは、こういうことなのだと思う。 (ゑぎ)[投票(2)]
憂鬱な楽園(1996/台湾)★3 地響きのような冷めたラップ? [review] (カノリ)[投票(1)]
憂鬱な楽園(1996/台湾)★4 何度も見る程味が出るスルメ映画。このタガがはずれたようなガタピシ感・なげやりな感じが最高です。 [review] (evergreen)[投票(2)]
かぐや姫の物語(2013/日)★3 実はもっと「映画」のルールからの自由(それはいわゆる実写映画における撮影や編集の制限からの自由)を期待していた。そういう意味で瞠目したのは、矢張り誰もが驚愕するであろう、後半の、かぐや姫が御簾の中からいきなり逃げ出し、疾走し、山を駆け回る、ちょっと凄いスピード感の創出部分ぐらいなのだ。 [review] (ゑぎ)[投票(12)]
元禄忠臣蔵・前編(1941/日)★3 出た、溝口の偏執狂! [review] (づん)[投票(1)]
元禄忠臣蔵・後編(1942/日)★5 溝口は忠臣蔵を私怨の劇として撮ろうとしたのではなかった。公的な場における公的な儀式の主宰者として赤穂の侍達を撮ろうとした。そのために溝口マジックがどのように発動するか。我々は、中庭と屋根上と廊下に着目しなければならない。 [review] (ジェリー)[投票(3)]
侠客列伝(1968/日)★3 忠臣蔵をパクッた脚本は当然ながら隙はなく、鶴田VS高倉の豪華過ぎる対決すらクライマックスの前菜とされる。この東映オールスター選抜チームの打順が絶妙にはまる心地良さは東映ファンでなければわからないだろうなぁ。 [review] (sawa:38)[投票(1)]
マウス・オブ・マッドネス(1994/米)★2 真っ暗なハイウェイ。リンチの作品にもこのようなシーンが出てくる。カーペンターとリンチが描いたハイウェイは偶然の一致ではないだろう。アメリカ人の思う恐怖。日常にある恐怖。あの暗いハイウェイは永遠にホラー作家に受け継がれていく。 (ina)[投票(2)]
ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル(2011/米)★2 クレムリンが爆破されても驚かない自分が怖い。(2011/12/30・渋東タワー) [review] (chokobo)[投票(6)]
ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル(2011/米)★3 ロシアにドバイにインドといかにも「これから来る」を予感させる地域を舞台に世界の危機を救う。ブラジルは次か?昔のスパイものはアメリカ、イギリスをベースに敵対国が舞台だった。今は敵があやふやなので気持ちブームなマニアな場所って感じになってる。 (torinoshield)[投票(2)]
青の稲妻(2002/仏=日=韓国=中国)★5 あまりにも無気力な青春映画。青春と呼ぶにはリアル過ぎる青春。大人達の描く未来は若者達の描く未来とは必ずしも一致しない。そもそも一致した事などあったのだろうか?そういう点では、同年の黒沢清監督『アカルイミライ』と似た所があるかもしれない。 [review] (HW)[投票(1)]
青の稲妻(2002/仏=日=韓国=中国)★5 2001年の中国の国家規模の変化をニュース映像を通じて跡づけつつ、社会の変化とはいささかの接点もない、結果だけしか求められない無軌道無気力の青年像を交錯させ、見つめ続けるのが痛ましいような亀裂や震撼を画面に走らせる対位法の骨格の太さ。 [review] (ジェリー)[投票(1)]
青の稲妻(2002/仏=日=韓国=中国)★3 閉塞感もなければ焦燥もない、ただ端的な何もなさを生きる青年たち。 (_)[投票(1)]
青の稲妻(2002/仏=日=韓国=中国)★3 タバコ吸いすぎ。 (クリープ)[投票(1)]
たまもの(2004/日)★5 林由美香なくしてこの映画は語れないという程、彼女のまなざしと少女のように愛らしい感受性に尽きるな。整理できない愛情だとか、抑え切れない衝動だとか、彼女にとってまっすぐ生きることの意味が問われている。鑑賞後はずしんと響く。 [review] (ナッシュ13)[投票(2)]
靖国 YASUKUNI(2007/日=中国)★2 この作品をあくまで映画として見た場合、とても評価出来る物ではない。まず、作り手であり、刀匠へのインタビューの聞き手でもある監督の李纓に、靖国問題に対する何のポリシーや、目指すべき終着点も無い。['08.8.16新文芸坐] [review] (直人)[投票(2)]
秒速5センチメートル(2007/日)★5 オレには判るぜ、この映画は濃いぜ、今まででいちばん濃い新海汁が出まくっているぜえええええい [review] (ペンクロフ)[投票(25)]
秒速5センチメートル(2007/日)★1 恋人たちの「距離」を描くという事。その距離(=空間)が投影される背景美術の、アングル、色彩、構図の完成度。だが、それを単なる綺麗な絵以上にするべきキャラクターがペラい。中学生のポエムのようなナレーション等、その退屈さとむず痒さは拷問の域。 [review] (煽尼采)[投票(5)]
ミリキタニの猫(2006/米)★3 猫は人ではなく家になつくのだそうだ。アメリカ国家とい家に裏切られ夢破れ、日本国家という家への幻想を膨らませながら、文字通り野良として路頭を彷徨ったミリキタニという老猫が家を見つけるまでの物語。結局、80年かけて彼は懐疑深いアメリカ人に戻ったのだ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]