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[コメント] アメリカン・ビューティー(1999/米)

小手先ばっかりで偉ぶった性悪映画。
ドド

どの場面も小賢しいことこの上ない。それは初めの食卓のシーン等からずっとだ。家庭内のやり取りや薔薇の花びら、オヤジの筋トレ、女2人の会話等々、これら小手先でサラッと描かれたシーンが本気の産物だとは到底思えない。ドラマなのにドラマティックにしようという意思が感じられない。ましてや笑えない。そのくせ何か自信たっぷりに大手を振って行かれるので心底虫唾が走る。大体ミーナ・スヴァーリが可愛くもエロくもセクシーにも何とも見えないのがこの映画を象徴しているよ。それすら出来ていないのに然もありなんとばかりに「いいでしょう」と見せられても「はぁ?」である。もしこれを狙ってやってるんならさらに不愉快だ。たいへん不親切。こっちは例え下手っぴでも、表現したいこと、見せたいことに気合の入った映画が観たいのに。思いっ切り極端に言うと、妙に偉ぶって爆発シーンを見せないアクション映画、“首チョンパ”を見せないスプラッター映画、そんな感じだ。もう少し「死霊のしたたり」を見習っていただきたい。

(評価:★2)

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