変わり者はいても（と言うかみんな変わってて当たり前！）悪い人はいない。誰の上にも雨は降る（蛙だが）。人類みな兄弟！

…と、観ながら思ったことを書いて、もうあれこれ考えるのは終了。あの蛙を観るともはやどうでも良くなってきたし考えるべきものでもないと思ったので。

で、この映画の楽しいところは、ただ単に少年がいつオシッコを漏らすのだろうとかフィリップ・ベイカー・ホールはいつ間違えてぶっ倒れるのだろうとかチビッ子のラップはなんて寒いんだろうとかジュリアン・ムーアは次にどんな罵声を吐いてくれるのだろうとかジェイソン・ロバーズは一体いつになったら死ぬのだろうとかウィリアム・Ｈ・メイシーはいつバカやらかして逮捕される又はリンチに合うのだろうとかトム・クルーズはどこまで暴走してくれるのだろうとかジョン・Ｃ・ライリーは彼女と上手くいくのだろうか…みたいな部分だったりする。

まぁ色々な人生があったわけだけど別に「映画だから」で済まさなくても「事実は小説（映画）よりも奇なり」だし視点を少し変えれば僕たちもこの登場人物たちのような人生と何ら変わりない人生を送っているのだと感じられる。みんな「何か変えたい」と思ってる。とにかく毎日生きてたら奇跡が起きるかもしれない。いや、奇跡は起きないかもしれないけど色んなものが奇跡に思えてくるかもしれない。思えるはずだ。

奇跡？蛙なんて降らない！　と思うかもしれないけど蛙が降らないと驚かなくなってしまった僕らってどうなんだろう。雨が降るだけでも凄いことじゃないか。