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[コメント] 王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987/日)

もう飽きた…
どらら2000

試写会、そして再度映画館で観た作品である。その後も何十回も観た。いや、観ている、観るだろう。もう飽きた。

●音楽は坂本龍一(『ラストエンペラー』で賞を獲る前)だが、他の人が作曲した戦闘シーンの熱帯アジア風のBGMが、頭から離れない程よい。●もちろん、エンディングの曲は、エンディングにぴったり真空接着できている。●半音だけで作った、跳ねる恋心BGMは、気に入らない。雨の中の作品には合っているが。●火葬のときの曲も泣けるほどよい。私の葬式もこの曲をかけることにする。

●他の声優もよいが、シロツグである森本レオ氏は完璧によい。この作品を観るまで、彼を知らなかったのがまたよかった。●字幕版の声優も、声が似ている人ばかりを選んでいるようである。翻訳も悪くはないが、それは文化の違いであるから、しゃーないものはしゃーない。

●これだけ新たに文化を想像した山賀博之氏がすごい。もちろん、生まれた自国やその付近の文化が最も影響を与えているのは確かだが、それをシニカルに利用しているところがまたニクイ。それで、この作品を観た欧米人が、どう日本の文化を想像するのかと、モヤモヤと想像するのが、またたまらん。 ましてや、そう簡単に、洋服やセミオート切符販売機まで創れるものではない。いや、頭で創って紙に部分的に描くことはできるが、それをものにするほど抽出・出力できたことが、うんげェーすんばらしい。●実写版しかできないことがあるように、アニメ版しかできないこともある。これこそ、アニメだから伝えることができる、ってことを象徴する作品かもしんないね。

●数百年、数千年後の地球の貝塚には、…これ以上書くとネタバレになるから、…唱和! "アンタバライ!!" 

(評価:★5)

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