コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 楽園をください(1999/米)

他者によって描かれた、他者である主人公にとっての南北戦争。

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







だからか、みんなReviewを書きたがる(笑。

アン・リーはもちろん、ドイツ人トビー・マグワイヤと 黒人(しかも南部の!)ジェフリー・ライトという設定の二人の他者がこの映画の主人公だろう。最初はスキート・ウールリッチだと思うけど、devil=南部軍。タイトルの時点で他者性が表されている。「悪魔と共に駆ける」と言えるのは悪魔以外でしかあり得ない。

ちなみに私はこの邦題自体は嫌いじゃない(作品に合ってはいないけど)。

蛇足気味だが、私はピット(ジョナサン・リース・マイヤーズ)が結構気に入っている。冒頭、北部軍に囲まれて逃げる時に淡々と撃ちまくっているところや、ラストで主人公と殺りあって死ぬことよりも北部軍に一矢報いて死ぬことを選ぶあたり良くない?

2001/5/30

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)TOBBY[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。