[コメント] 初恋のきた道(2000/中国)
好きな人の本を読む声が聞きたい料理を作って食べさせたいと思う娘心を表すような着物と髪飾りの色鮮やかなこと。まるでしあわせな色の洪水(2001年1月13日)
色鮮やかな着物や髪飾り、茸餃子を抱えて走る道に沿って広がる中国の雄大な風景、雪の中で真っ赤な顔で初恋の人の帰りを待つ姿__息子を通して語られる母親の娘時代の色鮮やかな初恋は、まるで中国に伝わる伝説のような趣があり、風格がある。息子のフィルタを通した母親の着物や髪飾りや肌の色つやが鮮やかであるからこそ、初恋のきた道を多くの人に担がれて最愛の人の棺が雪の積もったモノクロームの町に戻っていく悲しさが強調されるのだ。
ただいつも主人公の顔ばかりアップ。それもカメラににっこり微笑みかける表情のアップが多いのが気になる。昔見た百恵ちゃんの伊豆の踊子みたいでもある(2001年1月13日)
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