[コメント] ケンタとジュンとカヨちゃんの国(2010/日)
少しだけ上を見て、ウンザリする日常をコツコツ積み上げることこそ壁を越える唯一の手段である。そこを省いて壁に穴を開ければ、崩れ落ちた壁の下敷きになるだけ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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壁を壊したら、網走の先には俺たちの国があるとでも思ったのでしょうか?カネも尽きるし、ガソリンも尽きますよそりゃ。壁の先には何もないんです。壁の上に上ることを考えなければ。聡明なケンタ君が旅の前にそのことに気づかないわけないんです。”飼い犬を喰うなんて馬鹿すぎる”という台詞がそのまんま当事者にも当てはまる滑稽さ。 そういったそもそもの設定の有り得なさを考慮しないとすれば、各役者さんの演技は素晴らしかったですね。安藤サクラさん最後の表情は全然ブスじゃない。
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