私は、最近、つうかシネスケに登録して、というか前から薄々気づいて いたんだけど、でも周りも似たような人ばっかで、まぁいいかと 気にしてなかったんだけど、「マイナーな奴」なんだなとしみじみ思うようになりました。やっと認めたかというツッコミは無用さ。

私がガロ系の漫画を好きになったのは、高校生の時で、 ごくごく普通な、でもちょっとシュールな笑いが好きなだけだったんだけど、クラスにKくんという男の子がいて、この級友が現在の某区長の息子で、 『青春デンデケデケデケ』の浅野忠信くんみたいな、お金持ちの道楽 息子なんだけど、なんでか知らないけど、私のこと気に入ってくれて、 無理矢理貸された漫画が、蛭子能収の「地獄に堕ちた教師ども」。 マジでびっくりした。こんなアブノーマルな世界があるなんて。 あんまり喋ったこともない男の子に、こんな漫画いきなり貸されたら ひくと思うんだけど、何故か私は気に入ってしまったんだな。 つうか、Kくんが、私をこの世界にひっぱりこんだ張本人でもある。 あまりジェンダーをだしたくないんですが、因に、私、性別・女です。 絶対、男の子が女の子に貸す漫画じゃないよなぁ。

でもって、大学っていうのが、進学校のオチコボレが来るといわれてる トコ入ったんだけど（因に私は、あんまり頭は良くないです。大学 入ってから、周りの話についていけなくて、ニュー・アカとか芸術論とか を勉強したクチ）、またクラスメートに『青春デンデケデケデケ』の 浅野忠信くんみたいな奴がいて、彼がこれまた凄くて、昔、カルトQ って番組が深夜あったんだけど、それのバロウズ・キングになった男。 高校生の時にバロウズを読みまくるなんて凄いし、つうか普通、バロウズ なんて知らねーよって感じなんだけど、これまた彼に気に入られ、貸して 貰ったのが丸尾末広の漫画全部。

もう出会う人、出会う人、変な物を教えてくれる。林静一（小梅ちゃんという飴の絵を描いてる人）の「赤色エレジー」（あがた森魚の歌になり、 上村一夫の「同棲時代」はこの漫画からインスパイアされたとか）を貸してくれるというから、脚本学校の男友達と個人的に待ち合わせ して会った時なんか、彼、デビルマンのTシャツ着てたんですけど。 いや、洋服は関係ないですね。でも、25才過ぎて、デビルマンTシャツ 着るのって勇気いるよね？（しかもナチュラルに着てこられると、ツッコメないし。お洒落はやっぱり大事だと思うし…）でもって彼も凄いヘンだった。って、今でも友達だけど。彼も勿論ガロ系です。

つうかですね、これが「普通」なのかな、と思ってたんですよね。 でも、なんか「違う」ような気もしてきた。えー。じゃぁ「マジョリティ」 って何？　太宰治じゃないけど、「世間とはあなたのことです」って くらい曖昧なことなんじゃないのかなー。私は自分の世界を信じて生きて きますわ。「俺も　君も　そしてみんなも　このへんてこな世界で これからやってくわけなんだけど 　byゆらゆら帝国」　　

※（補足）気に入られたとか書くと、すげぇ自意識過剰と思われそーですが、あくまでも「面白い奴」って感じで、好かれるわけです。 これは男女を問わず、自分にとっては一番の褒め言葉でもあります。

※（追記）『青春デンデケデケデケ』を見直したら、浅野忠信くんは マニアックだけど、お魚屋さん。お金持ちでメカに強い子は、別の役者 でした。あまりに昔に見て、この２人をごっちゃにしてたようですが、 レビューを書き直すの面倒なので、このまま残してしまいます。