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[コメント] マイノリティ・リポート(2002/米)

スピルバーグ曰く、いままでは子供達の為に映画を作ってきた。これからは自分の為に作りたい…。といって作ったのがこのマイノリティ・リポート。でも…
まちゃ

あんた向いてないわ。そういうの。 やっぱり今までどうり子供達の為の”夢の仕事”に徹した方がいいよ。

だっていままでもし、恐竜が生き返ったら、もし、宇宙人がいたら、もし、タイムマシンがあったら…。その、もし…の夢を見せてくれた映画に会えて子供の頃は興奮し大人になってからもドキドキさせてもらった。

この映画をつくるとき、未来という状況は背景のように当然あるもので、それよりもストーリーを見てくれ。といっていた。でも違うよ。違うでしょ。あのストーリーではどうしてもその”背景”のほうに目がいくよ!

だいたい、未来の世界でのサスペンスっていうのは全然成り立たないと思うんですけど。だって、どんでん返しがサスペンスの醍醐味でしょ?そのどんでん返しが、なんでもアリの未来のお話じゃ、ハイ!実はこの人が犯人でした!えっ?意外な人だったって?無理だって?そうだよね。無理っぽいよね?でも出来ちゃうんだよ!だって未来だからね!ってなことにもなっちゃうでしょ?(アレ?ちょっと違うかな?)

とにかく、ストーリーをメインにするならメッセージ性がないと伝わるものがないのではないのでしょうか。スピルバーグ仕立ての上質な背景をバックにして上質のストーリーを見せたかったんだろうが、上質な背景なだけに陳腐なストーリーが余計浮き出てしまったんじゃないかな。

10人の科学者を呼んで50年後を討論させて一生懸命その背景をつくったように、ストーリーももっと練り直しなさい!でなければ最初からそんなこと言うな!

スピルバーグのリポートを読まなければここまで思わず、単純に娯楽大作として楽しめたのかな。でもその練られた背景に★+1。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)peacefullife[*]

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