[コメント] やくざ絶唱(1970/日)
宗教的背景無しの「愛」しかあり得ない国、日本に降臨したたった一人の天使=勝新
この映画で(も)勝新は「無垢なる天使」として登場する(『兵隊やくざ』でも同様) 白いスーツがその何よりの証拠。
そしてココでもマエストロ増村は「女性VS男性」の戦いを描いてみせる。 真に自立した現代人として女性が立ち上がると一体、そこに何が起きるのか?を見せようとする。 映画としては見るべきは「勝新の身体のキレの良さ」と、太地喜和子のコケティッシュさしかないのだが、このベッドシーンのエロさは、晩年、マエストロが「ポルノを撮ってみたい」と言っていたことを思い出させるのに、十分の出来である。
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