コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] やくざ絶唱(1970/日)

宗教的背景無しの「愛」しかあり得ない国、日本に降臨したたった一人の天使=勝新
ボイス母

この映画で(も)勝新は「無垢なる天使」として登場する(『兵隊やくざ』でも同様) 白いスーツがその何よりの証拠。

そしてココでもマエストロ増村は「女性VS男性」の戦いを描いてみせる。 真に自立した現代人として女性が立ち上がると一体、そこに何が起きるのか?を見せようとする。 映画としては見るべきは「勝新の身体のキレの良さ」と、太地喜和子のコケティッシュさしかないのだが、このベッドシーンのエロさは、晩年、マエストロが「ポルノを撮ってみたい」と言っていたことを思い出させるのに、十分の出来である。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。