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[コメント] モーターサイクル・ダイアリーズ(2004/米=独=英=アルゼンチン)

うーん、コレを見て感動するにはワシは汚れ過ぎているな。青い人向け青春映画。
ボイス母

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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大体、あの川のシーン。ありゃなんだ。アレですっかりイヤになってしまった。 なんのかんの言ったって、結局は金持ち坊ちゃんの余裕の産物じゃん。 喘息持ちの乱暴者(だっけ?)なんて、なんて説得力のない存在!まるっきり「架空」だよこれじゃ。

「川を渡る」というのは実に象徴的なシーンで、本来ならば、ハイジの「クララが立った!」並に「あぁ、素晴らしい」と感動の涙にウチ震えなきゃいけないシーンなんだろうが、ワシは「スーー」と冷めてしまった。

「そう、その手できましたか。分かり易いプロバガンダでつね」 もう汚れた大人ですからね、この辺の見方はキビシイです。

確かにゲバラは純粋で一生懸命な気持ちでこの世の楽園を作る為に革命家になったんだろうけど、実際に世界史的な評価から行けばドウなのよ?と考え込まざるを得ない。 なんか美談で粉飾されているなーと素直に感じちゃう訳で。

だって南米の少数民族問題なんて、そんなに解決してないじゃん。ゲバラが革命起こしたからって。 でも前半のバイク旅行のシーンは青春映画としてかなり面白い。 前半☆=4,後半☆=2. 前半の雰囲気でぶっ飛ばして欲しかったなあ。 バイクを下りた途端に物語もスピードダウンして積極臭くなったのが惜しかった。

(評価:★3)

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