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[コメント] 愛のコリーダ(1976/日=仏)

「2000」を観た。多分、日本恋愛映画の最高峰。
ボイス母

あまり美人とは言えないヒロインのツタナイ演技も、全てはこの物語の中で美しく熟成されてゆく。 女性ならだれでもこの「サダ」というヒロインに共感できる部分があるだろう。 ただ、ただ、いじらしくカワイイ「サダ」に心を打たれる。

無垢な少年と少女のようにお互いを求め続け、その果てに訪れるモノ。 軍靴の響きが近づく中で、愛に身を捧げる男がいてもイイじゃないか。

美術と脚本が素晴らしい。 日本映画にこんな秘められた名作があろうとは!

心配なのは、主演の二人のその後の人生(私生活)が過酷なモノにナリはしなかったか?というコト。 時代的な背景もあるが、当時は「ハードコア出演=人間失格」みたいな世間の目もあったのでは? 藤竜也自身も「最近まで見返すことが出来なかった」と言っていたくらいだし・・・ AV嬢が表のメディアで人気者になったりする現代とは、かなり、当時の風潮は違っていた(ワシの記憶が正しけれバ)

こんなせつない恋愛映画は日本でなければ作れない感性だと感じた。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (11 人)ねこすけ[*] G31[*] 水那岐[*] ジャイアント白田[*] Cadetsファン改めジンガリーLove[*] すやすや[*] ina ミイ[*] [*] Amandla! 太陽と戦慄[*]

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