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[コメント] サウンド・オブ・ミュージック(1965/米)

子どもの時は「アホな映画だなぁ」と思った。若いときは「少女マンガの王道か?」と思った。中年になって初めてこの映画の真実がワカッタ!!コレは宗教映画なのだ!!(←マジ?)セルマがこの映画好きなのも良く理解できた。
ボイス母

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







まず、始めのシーン。大自然の中に抱かれて唄い踊り、生命を爆発させるマリアを見つめる視点。実はコレは神様の視点なのだ(←ホントにー?) 道化で妖精、人を笑わさずにはおけない天衣無縫の魂と、天使の歌声を持った「神にこの身を捧げます」と祈る若い女をナンデ神様がお見捨てなさるようなことがあろうや?(イヤ、ナイ←断言している)

修道院を抜け出し、山で一人で唄う事。ソレが彼女の祈りの形、神に最も近づく行為であったと言える気がする。 多分、神様もアルプスの山々越しに覗いていたはず。

中年になって改めて観て、一番泣けたのは修道院長が唄う「全ての山に登れ」 宗教的な喜びと人生への確信に満ちた良い歌であった。思わずボーダの涙。

なんやかやあって、ラスト、一家で山を登るトラップ家。 その姿をまた神様はちゃんと見ていて下さっている。コレは神様が見た一家の姿なのだ。 行く手にはスイスの町。 「一家は無事に逃げ延び、後年、アメリカに渡ってトラップ一家合唱団として人気者になるよ」と約束してくださっているではないか(←マジ実話)

(評価:★5)

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