[コメント] NO FUTURE A SEX PISTOLS FILM/ノーフューチャー(2000/英)
「自分が偉大な個になりたかったのに、なれないままドラッグで自滅していった男」(シド・ヴィシャス)の話を横糸に、バンドの興亡史(わずか二年!)をメンバー自らが振り返って語る、「多分唯一の記録」。
「セクハラ親父」なテレビの司会者に面と向かって悪態をついたり、スト決行中の労働者の家族にケーキをカットして配ったりする、「心正しい不良少年」の面影が愛おしい。
「悪いオトナ」に消費され、摩耗していったかに見えるバンドの歴史は、実のところ、そのオリジナリティと確固たる信念のおかげで、未だに輝き続けている。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (4 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。