話としては意表を突かれる展開もあったし、それなりに面白かったですよ。アンチハリウッド的なラストで、見終わった後ちょっとぐったりしましたけど。

ただ、そのラストに代表されるような見せ場の時に、ディテールの粗さが若干目立つのが残念。

あのシーンだって「おぉっ！？」と感じる自分の横で、「あんた息はどうしてた？体微妙に動くはずでしょ？」とか、「極限状況とはいえ、医者ならなんか疑問に思わなかったのかなあ。死後硬直とか・・・」と感じる自分もいたわけです。もうちょっと納得できる伏線張ってくれたらなあと思うことしきり。

まあ、でも、

事前予想では、「いやーこいつが最後ムクッと起き上がったら笑っちゃうなあ」と余裕かましてたのに、いざそうなると背筋ゾワゾワしちゃうぐらい見入ってたことは確かなんですけどね。若い監督さんだそうで今後に期待したいところです。

あと、米公開版のポスター作った人。序盤の医師の台詞で伏線張ってあるけどさ、大オチではないからまだましだけどさ、

思いっきりネタバレじゃないか。

情報公開にもほどがあるぞ、コンチクショー。