月魚さんのコメント: 更新順
キャッツ(2019/英=米) | 巷間言われているほどには酷い映画ではなかった。せいぜい『ラ・ラ・ランド』や『レ・ミゼラブル』程度のダメさ。単につまらないだけで我慢はできる。しかしこの映画を台無しにしている決定的な点が一つ。それは「指」だ。猫を猫たらしめる重要な要素である肉球が、まるで腸内の寄生虫のごとき生っ白くウネウネと動く「指」というものになったとたん、猫であるはずのそれは気味の悪い何かに変貌してしまうのだ。 [review] | [投票(3)] | |
フォードvsフェラーリ(2019/米) | 21世紀も20年経った今、これほど時代遅れな男の子映画はいかがなものか、という気持ちはさておき好き。大好き。『紅の豚』であり、泉優二の小説「チャンピオン・ライダー」であり。動力機械好きやレース好きにはたまらない。2時間半という長さを感じさせない編集も素晴らしい。 [review] | [投票(2)] | |
スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け(2019/米) | 最初に思ったのは『エピソード3 シスの復讐』の時とと同じで「やれやれ、これでもう二度とスター・ウォーズの名を冠したクソ映画に付き合わなくて済む」、なんだけど、あの時ほどの感慨はまるでない。 [review] | [投票(4)] | |
ドクター・スリープ(2019/米) | 前作ファンへのサービスとオリジナリティをうまい具合に融合させていて楽しめました。ただ、敵役がロマを連想させすぎて、これ政治的に大丈夫?と心配になった。 | [投票(2)] | |
ジョン・ウィック:チャプター2(2017/米) | ろくでもない映画なのだけど、キアヌが好きなら損はしない。そして私はキアヌが好きだ。そしてコンチネンタルホテルは素晴らしい。 | [投票(1)] | |
ジョン・ウィック(2014/米=カナダ=中国) | 荒唐無稽なのに説得力。おそらくキアヌ・リーブスの人徳による。コンチネンタルホテルという「場」も素晴らしい。そしてミハエル・ニクヴィストのうまさ。 [review] | [投票(1)] | |
ジョン・ウィック:パラベラム(2019/米) | キアヌ・リーブスの人徳で映画がランクアップしている気がするけど、おそらく『ジョン・ウィック』シリーズは(たぶん)『男はつらいよ』だからそれでいいんだと思う。コンチネンタルホテルはとらや(実家の団子屋)ね。ウィンストンは御前様兼おいちゃんで。 [review] | [投票(1)] | |
ダウンサイズ(2017/米) | これ、小さくする必要あった? [review] | [投票] | |
ハイジ アルプスの物語(2015/スイス=独) | なんというか「アニメの実写化としてだけでなく映画としても最高の出来。これほど素晴らしい実写化が海外で行われてしまったことについて全ての国内映画人は反省せよ!」って錯乱するくらいカルピス世界名作劇場。 | [投票(1)] | |
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019/米) | 絶望感の圧倒的欠如、説得力のないご家族ドラマ、怪獣のでかさの見えないカメラワーク。 褒めどころのほとんどない映画だった。 [review] | [投票(11)] | |
ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2017/米) | 妻が良く言う言葉に「オープニングがその映画の全てを体言する」ってのがありまして、この映画はリチャード・ドーキンス(私のヒーロー!)を迎えてのライブラリートークで幕を開けるんですが、確かに、知とヒューマニズムと民主主義への賛歌でした。 [review] | [投票(1)] | |
移動都市 モータルエンジン(2018/ニュージーランド=米) | いろいろ雑。原作のエピソードを追うだけで精一杯だったのか、人間関係が書けてないどころか(本来ならそれに頼るだけでも素晴らしい映画になったのかもしれない)世界観すらまともに作れていない。 [review] | [投票(1)] | |
ハンターキラー 潜航せよ(2018/英=中国=米) | 最初から最後まで途切れることのない緊張感こそが潜水艦映画の醍醐味で、そういう意味では合格。とは言え、地上部隊の活躍も含めての緊張感と楽しさなので、まあ潜水艦映画原理主義者には受けないかも。(レビューはラストに言及) [review] | [投票] | |
レッド・スパロー(2018/米) | 長い。前半の修行パートは『ニキータ』でもやってるので(原作に忠実なのかもだとしても)そこは刈り込んで、後半の重厚なスパイの騙し合いに焦点を絞ってくれても良かったのではなかろうか。あと、どうでもいいけど、車は新しいのにメディアが3.5インチフロッピーディスクっていつの時代の話なんだ?(レビューは大ネタバレあり) [review] | [投票] | |
スイス・アーミー・マン(2016/スウェーデン=米) | あまりにおバカな冒頭場面で心をわしづかみにされ、そのままラストまで引っ張られてしまった。 [review] | [投票(1)] | |
ファースト・マン(2019/米) | なるほどこれは棺桶に閉じ込められるという体験を観客にも味わわせる映画なのだな。だからこそのカタルシスの欠如ではないかしらん。 [review] | [投票(6)] | |
女王陛下のお気に入り(2018/アイルランド=英=米) | 英国的底意地悪さ満載で大満足。エマ・ストーンとレイチェル・ワイズのクソビッチっぷりと、ただの困ったおばさんなのに、どうかすると可愛く見えるオリヴィア・コールマンの最高演技に5点。 [review] | [投票(2)] | |
アリー/スター誕生(2018/米) | 薄っぺらいストーリーがとんでもなく出来の良いライブシーンで説得力を持ってしまう奇跡。 [review] | [投票(3)] | |
笑の大学(2004/日) | 気骨。 [review] | [投票(1)] | |
ボヘミアン・ラプソディ(2018/英=米) | 大空間で大音量のクイーンを聴けることのみに価値のある映画かもだけど、そこが最高。クイーンの素晴らしい楽曲におんぶにだっこだと非難してもいいけど、少なくともまだ思い入れのある人が世界中にいる歌手の伝記映画としては作家性を出さないのも一つのやり方、というか、出しゃばらなかったスタッフたちに感謝したい。 [review] | [投票(12)] |