[コメント] レディ・プレイヤー1(2018/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ま、そういう映画なので当然なんですが。
しかし、私の愛する80年代ポップやチェストバスターや『アイアン・ジャイアント』や『シャイニング』がこんな映画のくすぐりとして消費されてしまったかと思うと口惜しさに涙を禁じ得ない。
ほかにも、説明セリフが多いのも気にくわないし(何度もそこに来ているはずの主人公に由来を説明するアーカイブのキュレーターとか、そもそも主人公の独白で世界観を説明する稚拙さとか)、説教臭い結論もバカバカしいし、悪役は薄っぺらいし、現実世界の辛さは見えないし、強制労働に絶望感はないし、スピルバーグは恐竜だけ撮って人を驚かすのに専念すればいいのに、って思ってしまいましたよ。
あ、でも最終盤でサマンサのアバターの顔に痣があったところはちょっとぐっと来たので、まぁ私もスピルバーグや皆さんと同様、中二病でオタクなのでしょう。
<2018.5.18 追記> その痣にぐっとくるのもこれまた男の勝手な目線ではあるし、実はサマンサって「これが現実の女性を受け入れられない君らのの理想像でしょ?って提示された」感もあって、そこらへんがまたイラッとするのも事実ではあり、更に言うならこの映画は現実世界での展開も含めてオタクの妄想と切り捨てていいんじゃないかしらん。
ぱーこさんご指摘の通り、みんなの妄想を集めて形にしたらこうなりました、みたいな感じ。「おれ、これ知ってる!」って自慢合戦ができるところも含めて。
ところでみんな、冒頭でキティ姉さんが歩いてるの、気づいた?
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