[コメント] エロ将軍と二十一人の愛妾(1972/日)
設定こそ物凄くくだらないと思いつつも、クライマックスの反権力ぶりはどうだ。主人公が葵の御門をぶった切る描写は、一瞬ではあるがエロ映画であることを忘れるくらいの意気込みを感じる。
斜陽期にエロに走ったのは日活(むしろ“にっかつ”とした方がいいか)もそうだが、あちらがロマンポルノと称したのに対し、東映は全てにおいて豪快だった。エロをやるにしても人数が多いうえに、隠すところはきちんと隠しているので、AVにしても露骨なものが溢れている昨今にこういうのを観るのはかえって新鮮だ。
それにしても……昔のエロというのは何でこんなに“ヤラしい”のか。池玲子とか見てみなさい、今時こんなにヤラしく感じる人はいないよ。
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