[コメント] 七人の侍(1954/日)
名作名作と言われる作品だと逆にヒネくれて観る気が起きません。この映画もそうでした。でも……
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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……ゴメンナサイ!まず一番に誤ります。ヒネくれてたのが間違いでした!
立て篭もった盗人(実はこれが東野英治郎)を勘兵衛が倒したところから、どんどん引き込まれてしまったのである。しかもこの件は、侍を探しにきた利吉達百姓と、菊千代、勝四郎が初めて顔を合わせるという、後々に繋がる付箋がちゃんと貼られているという細かさ。 出家に見せかけるために剃ってつるつるになった頭を撫でながら歩く勘兵衛。彼の後ろを、門弟にして下さい、と追ってくる勝四郎。勘兵衛のことが気になってちょろちょろと追っかけてくる謎の侍・菊千代。さらに「このお侍なら頼めるのでは?」と思いつつも、なかなか切り出せずにいる利吉ら百姓達。ここへあのテーマ曲がかぶさる。不思議な事に、このテーマ曲が異常なまでにカッコ良く聞こえてきた。
これがきっかけでもうこれ以降目が離せなかった。結局、最後まで観た。観終えた後、名作どころか「映画史上に残る傑作」だと言われても、否定する気などなくなっていた自分がいた。ホントに、ヒネくれててゴメンナサイ。
ちなみにこの映画、リンク先の映画データベース「IMDB」で何と総合ランキングの8位に堂々ランクインしている。納得。
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