[コメント] 誰も守ってくれない(2008/日)
とりあえず書いておきたいのだが……
かつて「ネットから産まれた恋愛話」として『電車男』を作り、散々話題にしてきたフジテレビが、まるで手のひらを返したかのような映画を作ってしまうあたりの無節操さが全く理解出来ない。
所詮彼等は時節と流行を捉え……というか自分達がその流行の先端に行こうと躍起になり、あらゆるものを(彼等なりの目で捉え、解釈した上で)世間に紹介しネタにしているに過ぎない。この辺の胡散臭さを理解出来る方であれば、まるで過去にやらかした過熱報道に対する反省と思えるような描写や、さらに新たなる「ネットの暴走」という危険性の指摘、という本作のスタンスも非常に怪しいものだというのがお分かりだろう。
誰も守る気なんかない奴等が作る映画など、信用出来るか。
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